《水曜日のネコ》

 何かに取りつかれたかのような大手メーカーの「限定」ビール発売攻勢がここのところ一段落しているので、目先を変えて。

 この「水曜日のネコ」「よなよなエール」でおなじみの長野県軽井沢のヤッホー・ブルーイングの商品。2012年発売で、最近は首都圏のコンビニや酒販店で普通に見かけるようになった。

 缶に「ベルジャン ホワイト ビアスタイル」と書いてある通り、原材料は大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・オレンジピール・コリアンダーシードと、お馴染みのベルギーの「ヒューガルデン」と同じタイプのビールである。ただ、扱い上は「発泡酒」となってはいる。ビールの副原料使用は解禁になったのでは? アルコール分は5%で、ローソンでの小売価格は税込み288円だった。

 グラスに注ぐと柑橘類を思わせる爽やかな香り。味も薫りそのままにフルーティー。大手の作るクラフトビールとは違った思い切りのいい味が好ましい。やはり「クラフトビール」と銘打つのならば、これくらいの個性がほしい。

 それにしても何で「水曜日のネコ」という商品名なのか? 深く考えてはいけないのかな?

 

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