《前略好みなんて聞いてないぜSORRYセッション柚子エール 〜あら塩仕立て〜》
意欲的なクラフトビールを次々に世に送る長野県軽井沢のヤッホー・ブルーイングの数量限定商品。「前略好みなんて聞いてないぜSORRY」はメーカーのサイトによると「既存のビアスタイルにとらわれることなく、ブルワー(醸造家)が和の素材・手法と新しい発想で作り上げる」シリーズなのだとか。この「セッション柚子エール」はその第四弾とのこと。
メーカーのサイトによれば「『柚子』の爽やかな香りは乾燥柚子皮では弱くなってしまうため、生の柚子皮を使用。その量なんと100kg以上!さらに『あら塩』を使用した浸透圧により、柚子の香りをさらに効果的に抽出。また、にがりが含まれるあら塩を使うことによって、ビールがとげとげせずに丸みを帯びたやわらかい味わいになりました」とある。さらに「前作までは製造工程で、ろ過をすることでどうしても柚子の香りが少々失われていましたが、よりダイナミックな柚子の香りを皆様に感じていただきたく、この度新しく無ろ過の技術を導入いたしました」とある。おおっ、これは期待大だ。
原材料は大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・ゆず果皮・ゆず果汁・食塩。アルコール分は4.5%で、スーパーのオーケーストアでの小売価格は税込み327円だった。
グラスに注ぐと無濾過なので濁っている。飲んでみると小麦麦芽特有のフルーティーな香りと柚子独特のちょっと苦みのある爽やかな香りが絶妙。飲み終えた後にほんのりと塩味が感じられるような気もする。価格はちょっと高めだけれども、フルーツエールとして絶品。文句なし。
「好みなんて聞いてないのに、好みだぜ!」と返事しちゃいたくなるような嬉しいビールである。