《アサヒ ビタープレミアム》

 2013年6月11日ファミリーマート限定発売。

 メーカーのニュースリリースによると、「厳選した4種のホップをひと手間かけて2段添加することにより、華やかな香りと旨い苦味を実現した、麦芽100%のプレミアムビールです。また、アルコール度数をやや高めの6%とすることで、満足のいく飲みごたえを実現しました」とある。

 小売価格はファミリーマートで350ml缶が217円。クリーミープレミアム同様、普及価格帯の「プレミアム」ビールだ。何がプレミアムなのかわかんないけど。

 ホップに力を入れたのが売りであるせいか、香りは確かに華やかでいい。この価格帯にしては上出来である。何の変哲もなかったクリーミープレミアムに比べて、それなりに飲み応えもあり、そこそこに存在感のあるビールである。

 

 このところ、メーカーがコンビニと協力して限定商品を立て続けに出しているが、テレビコマーシャルはもちろん、ビールメーカーのホームページに紹介されている訳でもなく、こまめにコンビニの酒コーナーをチェックしていない限り、存在を知られないような商品である。

 結局、コンビニに来てビールを買おうと思った客が、もの珍しさで購入することを期待しての商品なのであろうか。だからこうも次から次へと新商品を登場させるのだろうけれど、最初から長く愛飲されることを前提としない商品づくりというのもなんだかなぁ。

 

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