《アサヒ 醍醐味》
限定ビールが多いので、今月はもう一本紹介。
「サントリー、サッポロに続け」という訳じゃないだろうけど、アサヒもイオン(株)経営の「ジャスコ」等で、限定ビールを発売した（すると次はキリンか？）。
麦芽100％でアルコール分は5.5％。最近はアサヒもオールモルトのビールを頻繁に手がけるようになってくれて喜ばしいことだ。
メーカーによれば、『深い味わいと心地よい後味が特長のビールです。「コク」「香り」「ふくらみ」「苦味」「後味」といった様々な味わいを楽しめるビールです』とのこと。ずいぶんと欲張ったな、と思う反面、「それって本来すべてのビールが併せ持っていなければならない要素では」と突っ込みをいれたくもなる。「インフュージョン仕込み法」「ひと手間ホップ製法」を採用したとのことであるが、まあ、とにかく飲んでみる。
アサヒにしてはホップも利いているし、モルトの香りも比較的豊かだ。確かにトータルバランスのとれたビールである。同社の「プライム・タイム」よりはるかにオールモルトらしいボディを感じさせる。
最近プレミアム価格帯のビールが売れているとのことであるが、願わくはジャスコでこの「醍醐味」が「プライム・タイム」よりも売れて、アサヒの関係者が「やっぱりプレミアム・ビールはしっかりコクのあるビールらしい味でなければだめだ」という認識を持ってってくれると嬉しいんだがなぁ。