2016年8月23日数量限定発売のキリン秋味のバリエーション商品。
メーカーのニュースリリースよれば、「今年は、“とっておきの夜に堪能したい、濃密でグラマラスな秋味”をコンセプトにした「秋味 堪能」を新発売します。麦芽のうまみと濃密で芳醇な味わいを、秋の夜長にゆったりと楽しんでいただける商品です」とのこと。通常の秋味は「麦芽をたっぷり1.3本分(当社比)使用し、少し高めのアルコール6%」であるが、この秋味堪能は、「麦芽をたっぷり1.5本分(当社比)使用し、アルコール7%の濃密な味わいで、飲むほどに広がる華やかな香りと麦の甘みが特長です」だとか。
通常の秋味は原材料が「麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ」と副原料使用なのであるが、この秋味堪能は「麦芽・ホップ」とオールモルトである。やる気が感じられるなぁ! 価格は305ml瓶がイオン系のまいばすけっとで税込259円と、普通の秋味350mlの189円よりずいぶんと高い。
秋味は正直言って発売当初は麦芽1.3倍(キリンラガーとの比較らしい)と、当時としてはけっこうコクのあるビールに思えたのであるが、ストロングなビールの増えた昨今では、これといったインパクトのない商品となってしまった感がある。
そこへ行くと、この秋味堪能は色も中濃色だし麦芽のコクもアルコール度もあり、普及価格帯のビールとは異なるどっしり感のある味となっている。
まあ、価格が価格だから当然ではあるが、こういうビールが販売されるというのは嬉しい傾向である。