キリンのチルドビールの夏の数量限定商品。ホワイトビールということで、小麦を50%以上用いたヴァイツェンタイプのビールである。キリンは以前にもチルドシリーズで「ホワイトエール」というのを商品化していたが、それは小麦使用の上面醗酵の割には今ひとつヴァイツェンらしさに欠けている印象だった。さて、今回のホワイトビールは如何に。今回もまたベルギーの代表的な白ビールである「ヒューガルデン・ホワイト」を用意して飲み比べてみた。
ザ・プレミアム無濾過ホワイトビール(名前長いね)は以前のホワイトエールに比べるとずっとヴァイツェンらしい味わいを持ったビールである。果実のようなフルーティな香りと味、微かな酸味。きめ細かな泡。ヒューガルデンと飲み比べても、味の点で遜色はない。むしろ、コリアンダー・オレンジピールといったスパイスを用いたヒューガルデンよりも素直な味という点で、日本人には受け入れやすいかもしれない。と言うか、受け入れられてほしい(笑)。
さて、チルドシリーズは生きた酵母が入っているのだが、どうしても下の方に沈殿しがちである。そこでビールを注いだ際に、最後に少量の液体をビンの中に残しておき、ビンを振って中の酵母を攪拌させて、グラスのビールに注いで混ぜてやるとよい。こうすることで、より「ホワイト」らしい白濁したビールになるのでお試しあれ。(と、ここまで書いたところで、たまたまコンビニに行ったところ、もうすでに店頭からこのホワイトビールは姿を消していた。しまった。アップするのが遅すぎた。売ってないのに「お試しあれ」もないもんだよな)