《サッポロ エーデルピルス》

 1987年に登場、一時期は缶でも発売されていたけれど、その後久しくサッポロ系列のビアホールでしか飲めなかった逸品が、久々の缶での限定復活である。嬉しいなぁ。

 通常のビールの3倍のホップを使用、それもチェコ・ザーツ産ファインアロマホップ100%である。

 こだわりのビールであるだけに、注ぎ方も三度に分けてグラスに注いで飲むことをメーカーは推奨。わざわざ缶にそのノウハウがプリントされているという念の入れようだ。ホップの利いたビールだけに、缶から直接飲んだのでは本来の味や香りが楽しめないということなのだろう(もっともこれは他のビールにも言えていることなのだが)。

 ファインアロマホップは鮮烈で華やかな香り。ストレートの速球のようにビシッとした苦味が舌の上を走る。のど越しはあくまでも爽快。文句なく日本のピルスナービールの歴史に燦然と輝く傑作である。このビールが再び家庭で飲めるとは有り難い話である。

 

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