《サッポロ カンパイエール》

 2016年8月2日コンビニ限定発売。

 メーカーのニュースリリースによれば、「この商品は、昨年夏に設立された『百人ビール・ラボ社』というバーチャル・カンパニーに集った、ビール好きの社員約1,300名が「日本一笑顔になれるビールを創ろう!」というテーマのもとに開発したビールです。中味は、飲み飽きない爽快な飲み口とエールの華やかな香りが特長です」とある。「百人ビール・ラボ社」とはサッポロがネット上に架空に設立したバーチャル・カンパニーで、そこで募った社員約1,300名の意見を聞いてこのビールを作ったとか。何故か原材料や製法等についての説明は一切なし。エールと銘打つが、どんなジャンルのエールを目指したのかも書かれていないので不明。

 原材料は麦芽・ホップ・米・コーン・スターチと副原料使用。アルコール分は5.5%。小売価格はローソンで350ml缶が税込237円だった。

 グラスに注ぐと色は淡色。ジャンル的にはペールエールかゴールデンエールといったところか。サッポロ製品にしては珍しく、きちんとしたエールの華やかな香りと飲みごたえが感じられる。

 ただ、製法の説明に言及していないことや製品名や缶のデザインからもわかるように、最初から長期的に売ろうという商品ではないので、例によって物珍しさで手に取ってもらって一巡売れればそれで良し、という製品なのかもしれない。それでいいのかなぁ。

 

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