《サッポロ 薫り華やぐヱビス》

 2月20日発売の限定醸造ヱビス。缶に「フランス・シャンパーニュ地方の上質な麦芽と薫り高いネルソンソーヴィン種のホップを使用。世界中で多くの星を獲得しているフレンチの巨匠ジョエル・ロブションも認めた、華やかな香りの余韻が清々しいヱビスです」とある。シャンパーニュと言えばブドウの産地だとばかり思っていたが、麦も生産していたとは知らなかった。ニュースリリースによると、どうやらジョエル・ロブション氏が開発に携わったとのこと。ホームページでも氏のコメントが出ている。「薫り華やぐヱビスは、探究を極めた味だと思います。非常に洗練された、とてもエレガントな味。加えて、大変軽やかでフローラル(華やか)です。テイスティングしてみると、このビールは、とても甘美な(官能的な)味をしているとまで言ってもいいでしょう。見た目にも、クオリティーの高いビールの証であるきれいな泡があり、美しいブロンド(黄金色)をしています。」「喉の乾きを癒すことだけが、薫り華やぐヱビスではありません。強すぎない味、そしてフローラルな薫りが料理の味を一層引き立たせてくれます。洗練されたフランス料理とのマリアージュさえ可能なのです。薫り華やぐヱビスは、普段ビールを飲まない方も楽しめるビール。ビール単独でも、料理と一緒にも、ぜひ薫り華やぐヱビスを飲んでみてください。」と絶賛。自分が開発に関わっているのだから当然か。

 実際に飲んでみると、確かに香りが素晴らしい。看板に偽りなしだ。今まで様々なヱビスのバリエーションが作られたが、間違いなくトップレベルの旨さだと思う。

 もちろん麦芽100%で、アルコール分は5%。小売価格は、セブンイレブンで350ml缶が259円。ちなみに普通のヱビスが249円、スーパードライ等普及価格のビールが215円だから、やや高めのビールである。特別なハレの時に飲むビールとしてはいいかもしれない。と言っても限定醸造で短期間しか売らないビールなので、その間にハレの日がなきゃどうしようもないか。

 

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