2015年8月4日コンビニ限定発売。
メーカーのニュースリリースによれば、「この商品は、ドイツの伝統的なビール『ケルシュ』をモデルに、麦芽の穀皮を分離させる技を加え、味わいに磨きをかけたことが特長です。上面発酵酵母使用による華やかな香りとともに、キレのある爽やかな後味をお楽しみ下さい」とのこと。
本来のケルシュは、常温で上面醗酵させた後、ラガーのように低温で長期熟成させるというユニークなビールであり、ドイツのケルン地方で造られたもののみがこの名称を用いることができる。サッポロが「『ケルシュ』をモデルに」「磨きケルシュ」と銘打っているのはその為だと思われる。
原材料は大麦麦芽・小麦麦芽・ホップで、アルコール度は5%。価格は350ml缶が237円(ファミリーマートでの購入価格)。
飲んでみるとスッキリ系の味。たぶん多くの人は言われない限り上面醗酵だということはわからないだろうと思う。
最近では大手メーカーも各社上面醗酵を手掛けるようになったけれど、サッポロが一番特徴がなく、無難というか腰が引けている感じがする。
売れていないから保守的になるのか、保守的だから売れないのか。残念な話である。