8月29日発売のサッポロのコンビニ限定商品「日本の彩」シリーズ第二弾。「夏の香り」に引き続き今度は「秋の幸」だ。今回のコンセプトは、「日本の風土で手間ひまかけてつくった希少な国産麦芽とホップをベースに日本のビールならではの素材として北海道産米を100%使用。更に、季節の素材として、秋収穫の生小麦を一部使用し、ていねいに長期熟成することでやわらかで豊潤な味わいに仕上げました。(メーカーのニュースリリースより)」とのこと。
缶には「日本には、四季折々の素材を楽しむ食文化がある。日本の食を彩るビールをお届けしたい。私たちはそう思いました」という前回同様のキャッチコピーの後、「厳選した国産の麦芽・ホップと北海道産の米・秋収穫小麦から生まれるやわらかで豊潤な味わい、まさに日本の秋の実りを堪能いただけます 日本のうまみを詰め込んだ本格プレミアムビール、家族や仲間と囲む食卓を、笑顔と喜びで彩ります」とある。
ニュースリリースによればアルコール分は5%だが、缶の表記は5.5%となっている。原材料は麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ・小麦・米。小麦麦芽と小麦を使っている点が目新しいか。
小売価格はセブンイレブンで350ml缶が224円。これは「夏の香り」と同じ(同じ店で、ヱビスは249円。一番搾り等普及価格帯のビールは215円)。
小麦麦芽や生小麦を原材料に使っているから、ヴァイツェンのような香りが期待できるかと思ったが、そんなものは微塵も感じられない。
色々と原料にこだわっているみたいだが、一言でいうなら凡庸なビールである。何の特徴もなく、わざわざ限定で出す意味がわからない。
このシリーズ、今後、冬・春と出すのだろうか。どうせ限定で出すなら、その時期にしか飲めないもっと特徴のある味にしなければ商品価値がないと思うんだが。