2014年2月21日発売の、サッポロがユニーグループと共同開発した限定商品。よって、サークルKやサンクスなどのユニーグループの店舗でないと入手できない。
なぜ「ニッポンラガー」なのかと言うと、缶に「丁寧に育てられた国産ホップを100%使用。国産大麦麦芽もふんだんに使用し、日本素材ならではの上品なおいしさをひきだしました」と書いてある。またメーカーのニュースリリースによれば、「ホップは富良野産の希少で良質な『ゴールデンスター』を100%使用し、大麦麦芽は北海道産の「りょうふう」をふんだんに使用することで、上質な香りと引き締まった苦味を実現。コクとうま味、そして、キレのある後味に仕上げました」とのことらしい。このへんのコンセプトは以前に同社で発売した「日本の彩」に近いものがある。ホップも同じものを使用しているし、350ml缶が228円という普及価格より少しだけ高いという価格設定も一緒。
麦芽100%で、アルコール分は5%。グラスに注いでみるとホップの香りは淡い。特にコクがある訳でもなくスッキリ系のビール。まあ悪くはないが、「プレミアム」を名乗るほどのシロモノとは思えない。もっともサッポロはリキュール類にでも「プレミアム」を付けてしまうような節操のない会社だからなぁ。
それにしても、どうしてこうも存在価値の薄い限定ビールばかりが次から次へと生産されるんだろうか? 短期的にもの珍しさで売れればそれでいいということなんだろうか?