《サッポロ スカイピルス》

 2019年6月11日限定発売。

 メーカーのニュースリリースによると、「サッポロビール(株)はInnovative Brewerブランドから、 新しいビールスタイルや味でビールの楽しさを広げるInnovative Brewer That's WOW!(ザッツワオ!)シリーズの第1弾商品として「Innovative Brewer SKY PILS(スカイピルス)」を611日に数量限定で新発売します。このシリーズは「新しい宝物を探すようなわくわく感」を全体のコンセプトとし、2019年内に3商品を数量限定発売する予定です。最初に発売する「Innovative Brewer SKY PILS」は、フレーバー炭酸水を飲んでいるかのような、とことん飲みやすいビールです。軟水を使い、麦芽の使用量を絶妙にコントロールしてつくり上げた淡い黄金色の軽やかな味わいに、独自のドライホッピング製法(通常、仕込工程で添加するホップを発酵工程でも添加する製法。この製法により、ホップの香り成分をよりダイレクトに引き出すことができる)で引き出したファインアロマホップの華やかな香りがほんのり香ります。とことん飲みやすく、やわらかなビールに仕上げました」とのこと。

 色々と能書きが長いな。

 

 原材料は麦芽・ホップ。アルコール分は5%。小売価格は、まいばすけっとで350ml缶が税込246円だった。高いな! プレモルより高いとは。

 缶に「キレッキレ」などと書いてある。過去の同社の「キレてキレてキレまくる」というキャッチコピーだった激マズビール「ハーディー」を思い出す。いやな予感。

 グラスに注ぐと色が薄い。飲んでみると確かに香りは貧弱。味は薄い。む「フレーバー炭酸水を飲んでいるかのような」と言うが、だったら最初からフレーバー炭酸水を飲めばよい。100円以下で買える。これだけ飲み応えある美味しいクラフトビールが台頭してきているというのに、何でこんなビールに高い金を払うはずがあるか。

 顧客目線のない新ブランドやら新コンセプトやらをやたら立ち上げてはそれで何事かを成し遂げたかのように錯覚している限り、このメーカーが浮上してくることはないな。

 

    今月の一本へ戻る   ビール略年譜へ戻る   トップページへ戻る