《サッポロ ヱビス プレミアムエール》

 2019年2月26日、限定ではなく通年商品としてのヱビスの新商品。

 メーカーのニュースリリースによれば、「この商品は、120年以上の歴史を誇るヱビスが満を持して発売する、本格エールタイプのビールです。柑橘の様な香りと称賛されるホップ「カスケード」を一部使用し、ヱビスが培ってきた技術を詰め込むことで、“ひとり時間”にふさわしい「濃密な香り・コク・余韻」を実現しました」とのこと。

 おそらくはヱビス初の上面発酵である「華みやび」が予想以上に好評だったため、エールにも一定の需要があることにようやく気が付いたということか。あるいは意地悪な見方をすれば先発のプレモルエールの模倣をしたとも言える。レギュラーのデザインが金でエールが青という色の選択まで一緒だし。この辺はなりふりかまわないというところかもしれない。

 原材料は麦芽・ホップ。アルコール分は5.5%。小売価格は、イオンで350ml缶が税込224円だった。

 グラスに注ぐと中濃色。プレモルエールよりも上面発酵らしい華やかな薫りは強い。この辺は先行商品との差別化を計ったか。ただよなよなエールのような本格エールに比べるとやはり味わいとしては寂しい。この辺が現在のサッポロの限界か。それでも上面発酵のビールを通年商品で売ろうと考えるようになっただけでも大きな前進ではあるが。

 

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