《サントリー 東京クラフト ベルジャンホワイトスタイル》

 2018年5月29日数量限定発売。

 メーカーのニュースリリースによると、「コリアンダーシードを使用し、柑橘系の香りが特長のホップを採用することで“スパイシーで爽やかな香り”を実現しました。また、オレンジピールを使用し、上面発酵酵母で醸造することで、“複雑な味わいと余韻”を引き出しました」とのこと。

 昨年サントリーは同じ東京クラフトで「ヴァイツェン」を作っていたのだけれども、今年4月に酒税法が改正されて、ビールに使用できる副原料の幅が広がったため、今回は香辛料使用の「ベルジャンホワイト」になったものと思われる。小麦使用のホワイトエールで、オレンジピールとコリアンダーシードを加えるというのは、ビルギーの人気ビールである「ヒューガルデンホワイト」の製法そのまんまで、意地悪な見方をすれば、パクリと言えなくもない。

 ただ、東京クラフトシリーズはコンビニ限定商品ではないので、ヒューガルデンよりも入手しやすい上に価格も安い。今回、イオン系のまいばすけっとでの購入価格は350ml缶が税込213円だった。

 原材料は小麦麦芽・大麦麦芽・ホップ・コリアンダーシード・オレンジピール。アルコール分は5%。

 小麦使用の上面発酵の上にオレンジビールも使っているため、柑橘系の爽やかな香りの飲み口が実に心地よい。こういうビールが普通にスーパーで買える日が来たとは。実に感慨深いなぁ。

 

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