コンビニで期間・数量限定で発売したサントリーの新商品。なんとなくパターンが「カナディアンモルト」に似ているな、と思ったら、缶のデザインまでそっくり。配色と文字が違うだけでほぼ同じデザインである。
「カナディアンモルト」が「カナダ産麦芽」で作ったのに対し、この「ボン ビエール(フランス語で「おいしいビール」という意味らしい)」は、「シャンパーニュ地方産大麦」を使用したのだとか。フランスはシャンパーニュ地方と言えば、高級発泡ワインで有名であるが、二条大麦も収穫されるとは知らなかった。
缶のデザインが金を基調としているのは「シャンパン・ゴールド」を意識してか? グラスに注いでみたところ、ビールそのものもかなり薄い色で、本当にシャンパンそっくりの色である。狙ったのか?
淡い色から連想されるように、味は軽め。ただ、麦芽やホップの香りやコクのバランスそのものがいいのか、結構良い味わいである。すっきり系はあんまり好みでない私だが、バドワイザーやフィリピンのサンミゲ―ルや中国の青島ビール、あの系列のライト・テイストビールと考えれば、こういうビールが一つのジャンルとして存在しても良い気がする。
どっちかと言うと、夏場に受けそうな味なのだが、何故この涼しい時期に発売したのか? まだ11月なのにもう街中にはクリスマス・ソングが流れる昨今、「シャンパーニュ地方」ということで、もしかしたらクリスマス商戦を見越しての代用シャンパンか!? これならば何回飲んでも懐もそう痛まないしね。