《サントリー フルボディビア》

 11月5日コンビニ限定発売で、数量限定とのことなので、発売と同時にあちこちのコンビニを探し回ったのだが、何故かセブンイレブン、ローソン、ファミマといった大手コンビニには見当たらなかった。近所の「ポプラ」というコンビニでやっと見つけた。なんでなのだろう?

 価格は350ml缶が217円で、モルツ、一番搾り、スーパードライなどと同じ。所謂普及価格帯の麦酒である。

 「フルボディ」と聞くと、やはり赤ワインを最初に連想する。濃厚で味わいの深いタイプのワインだ。だからそれのビール版、となれば否が応でも期待が高まる。

 メーカーのニュースリリースでも「『麦芽100%使用』、『天然水100%仕込』といったサントリービールの特長はそのままに、アルコール度数を7%に設定しました。力強い飲みごたえと、麦芽由来の豊かなコクをお楽しみいただけます。」とあるし。

 が、実際に飲んでみると、香りは弱いし、麦汁の味の豊かさにも乏しい。確かにアルコール由来のコクらしきものは感じるが、「フルボディ」と呼ぶにはいささか肩すかしを食った気分である。まあこの価格帯では仕方ないか。

 どうせなら値段が高くなっても麦汁濃度をうんと濃くして、本当にストロングな「フルボディ」のビールを作ってくれれば良かったのに。まあ、大手メーカーは絶対に作らないだろうけど。
 結局、ボディのあるビールを飲みたかったら、地ビールか外国産ビールを飲めということか。

 

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