《サントリー 金のビール》

 2014年4月22日発売。セブン&アイとの提携限定醸造ビール。

 このタッグのシリーズとしては、2012年に「深みの逸品」、2013年に「深みの贅沢」という商品がリリースされている。そして今回のこのビールは「そうした商品の開発・販売を通して獲得した知見やお客様の声をもとに、徹底的に『コク』を追求し共同開発した商品です。国産ゴールデン麦芽を一部含む、厳選された4種の麦芽をサントリー最大量使用することで、『豊かなコク』と、『複雑で深みのある旨み』を実現いたしました」(メーカーのニュースリリースより)とある。

 つまりは「深みの贅沢」は「深みの逸品の」バージョンアップ商品であった訳だが、この「金のビール」は更なるバージョンアップということか。

 

 またしても缶には「7つのこだわり」なるものが書かれている。

1,4種の麦芽を贅沢に使用した豊かなコク

2,国産ゴールデン麦芽一部使用

3,麦の旨みを引き出すデコクション製法

4,副原料一切なしの麦芽100

5,素材の旨みを引き出す天然水100%仕込

6,アルコール度数6.5%の力強い飲み応え

7,アロマホップ使用による豊かな香り

 

 「深みの逸品」「深みの贅沢」の時は全く同一の文面だったが、今回はさすがに変えてきている。が、良く読んでみると順番が多少入れ替わっているだけで、1と2以外は前回とほぼ同じ内容である。まあ別にいいんだが。

 

 定価は228円。「深みの贅沢」より10円安くなった。

 アルコール度が高いので、それ由来のコクは感じる……って、また同じ感想になってしまうのだが。でも、「『豊かなコク』と、『複雑で深みのある旨み』」かというと、やっぱり以前の商品とそんなに変わっていない気がしてしまうんだよね。

 

    今月の一本へ戻る   ビール略年譜へ戻る   トップページへ戻る