《サントリー 琥珀の寛ぎ》

 2013年7月23日ファミリーマート限定発売。

 このところこの手のコンビニ限定商品のラッシュである。ビール専門のホームページをやっている自分でもどこのコンビニでどこのメーカーが何を出したのがだんだんわからなくなってくるのだから、一般の人には何が何やら状態ではないかと思う。

 メーカーのニュースリリースによると、「ロースト麦芽による“深いコク・旨み”と、ファインアロマホップ由来の“上質で華やかな香り”が特長の、アンバー(琥珀色)タイプの限定醸造ビールです」とのこと。サントリーのコンビニ限定ビールはこのような中濃色のものが多く、過去にも「深みの逸品」「Amber Beer茜色の生ビール」「深みの贅沢」なんてのがあった。ホップはチェコはザーツ産のアロマホップを「主に使用」(缶の表記)しているらしい。これはプレミアムモルツやエーデルピルスにも使われている香り高いホップだ。

 麦芽100%で、アルコール度は5度。ファミマでの価格は350ml217円という普及価格のビールだ。

 ザーツ産アロマホップ(主に)使用といっても、そこはやはり普及価格。それなりの香り。それなりのコク。まあ、良くも悪くもなく、印象の薄いビールかもしれない。コンビニ限定ラッシュの中、来年になったらもう存在を忘れているビールのような気がする。まあ、これは他のコンビニ限定商品にも言えることではあるが。コンビニ限定で以前に褒めたアサヒのエクストラなどは、通年商品として復活しているから、どうせならせめてあれくらい支持されるビールを作ってほしいものだが。

 

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