昨年の12月16日に、9月の「モルツ〈ダークビター〉」に続いてコンビニ限定で発売されたビール。
今回は小麦麦芽を「全麦芽の20%以上」使用したとあり、なおかつ「スノーホワイト」という商品名なので、「ヴァイツェンタイプのビールか!?」と期待が膨らむ。
が、グラスに注いでみると、別段白濁しているというわけではなく、やや薄めではあるもの、普通の淡色ビールなので肩透かしを食う。そこでメーカーのニュースリリースをよくよく見ると「小麦麦芽を使用した真っ白できめ細やかな泡のビール」とある。なんだ「スノーホワイト」というのは泡の色のことか。思わず「ピルスナービールの泡は皆『ホワイト』ではないか!」と突っ込みを入れたくなる。
確かに香りにほんの微かに小麦らしさが感じられなくもない。飲んでみると、まろやかですっきりした味わい。だが、その中に小麦使用らしさを感じるかというと、いまひとつピンとこない。たぶん大抵の人は言われなければ小麦使用のビールということはわからないだろうなぁ。
限定醸造なのだからこそ、もう少し小麦麦芽の使用率を上げた個性的な味のビールを作ってほしかった気がするのだが。