《サントリー パーフェクトサントリービール》

 2021年4月13日発売。

 キリンの「一番搾り 糖質ゼロ」に追随する形でサントリーからも糖質ゼロのビールが発売された訳だが「パーフェクト」とはすごい名称を付けたもんである。

 メーカーのニュースリリースによれば、「『ザ・プレミアム・モルツ』こだわりの素材の1つである上質で深いコクが特長の『ダイヤモンド麦芽』を一部使用し、『トリプルデコクション製法(仕込み釜で麦芽を一気に煮出し、濃厚で芳しい麦汁を抽出する「デコクション」を3回にわたり実施する製法)』で手間暇かけてうまみを引き出しながら、糖質の元となるでんぷんを分解」「糖質がゼロになるまでじっくりと醗酵させながらおいしさを生み出す独自の醗酵技術により、糖質ゼロと力強い飲みごたえのアルコール度数5.5%を実現」とのこと。

 原材料は麦芽・ホップ・糖類。キリンと異なり副原料を使用している。アルコール度は5.5%と、こちらはキリンよりストロングだ。イトーヨーカドーでの350ml缶の購入価格は税込み206円だった。

 飲んでみると、キリンよりはややボディが感じられるものの、薄い味であることには変わりない。キリンの時にも感じたことだけど、糖質ゼロを重視するのであれば、発泡酒やリキュール類の方が安くていいのではないかと思う。ただ、今後ビールと酒税の差は縮まっていく予定だし、今後も健康志向は続くことであろうから、それを見越しての戦略的な試行錯誤をしている、と考えられなくもないか。

 

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