《サントリー ザ・プレミアム・モルツ〈シーサイドエール〉》

 20227夏期限定発売。

 メーカーのニュースリリースによると、「中味は、希少品種サファイアホップを使用し、上面発酵酵母で発酵させることで、夏の開放的な気分にぴったりの爽やかでフルーティな味わいに仕上げました」とのこと。「ジャパニーズエール」というのは「『ザ・プレミアム・モルツ』ブランドこだわりの素材、当社独自の上面発酵酵母、醸造家の卓越した技術を掛け合わせることで実現した、日本人の嗜好に合う“フルーティな味わいと爽やかな香り”が特長です」だそうだ。

 これを読んでも、「シーサイドエール」(そもそもそんなジャンルは存在しない)が何だかさっぱりわからない。

 原材料は麦芽・ホップ。アルコール分は6%。スーパーのイオンでの小売り価格は、350ml缶が税込217円だった。

 グラスに注ぐと香りはあるが穏やか。飲んでみるとやたらと薄い。エールのアメリカンタイプか?

 何か、「日本人の嗜好」に合わせて大手メーカーが造ると、やたらと特徴のないピルスナーに近い無個性な味になっちゃうんだよね。

 でもそれって、結局日本人が新しい味を受け入れられないとメーカーが勝手に思い込んでるだけなんじゃないだろうか。

 

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