先天白内障
    『白内障』は水晶体が濁る病気です。ほとんどは老化に伴っておこりますが、生まれつき濁って
    いるのが『先天白内障』で、老化性と違い、大抵は進行しません。
    原因不明のことが多いですが、母親の体内で風疹に感染するなどの原因が考えられます。
    本来は透明であるはずのレンズ(水晶体)が濁っているため、光が通らなかったり、光が乱反射
    して視力が出てきません。出来るだけ早い時期に発見され、手術により濁りを除去したほうが
    良い視力が得られます。
    〈治療〉
      一般に白内障の手術では、水晶体を取り除いて眼内レンズを入れる方法が主流になって
      いますが、乳幼児には眼内レンズは入れません
             (眼球の成長によりレンズが合わなくなり、入れ直す手術が
              何度も必要になってしまい・・・リスクが高い)
      手術後は水晶体がないため網膜に像を結びません。眼鏡・コンタクトレンズによる屈折矯正
      弱視の治療(アイパッチなど)を行います
             アイパッチ
               片方だけ弱視の場合は、良い方の目を眼帯などで覆って見えなくし
               強制的に悪い方の眼を使わせる(遮閉)
           

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