あれは今から25 年も前のこと初めてワカサギ釣りにさそわれて岩洞湖へ 持っていった竿はルアー竿(ガルシアの5.6HTURグラス)でラインはダンルアール? (なつかしい)の8ポンドテスト、リールはスピニング(ミッチェルの408)だったか? それともABUのアンバーサダー5000 Cだったか? とにかく、あるだけの防寒具を着込んで行っちゃいました。 未だアイスドリルなどあまり普及していない時のこと もちろんオイラ達だもの「つるはし」でやりやしたっけ。 ダムサイトの近くでとにかく氷を、ガツン、ガツン、力任せに、ガツン、ガツン、 飛び散る水しぶきは防寒具に付くともう氷になってました。 今思えばかなり寒かった。 当然そんな、ゴツイ仕掛けだもの当たりなどわかるわけない、 2時間も釣ったのに、寒さに震えるばかり、もう帰ろうとして、 リールを巻いていたら、なんと釣れてました。1匹 これがワカサギ初体験の記憶。 それから暫くはワカサギ釣りは忘れていたが、近くの御所湖でもワカサギ釣りが 出来るようになって、今度は本格的にワカサギ竿を買っちゃいました。 その時はたしか30匹位釣りました。しかし鮎釣りより数が上がらないのはなぜ? 「寒い思いをしてそれはネーだろ。」 で〜、仕事前にワカサギ釣りで朝6時に御所湖の氷の上です。 我が家から5分でワカサギ釣り、7時半のお帰り。 時々夜もコッソリ行きました、懐中電灯で穂先と穴を照らして、 でも夜は氷の膨張音はするし狐が氷の上を歩くんです。白鳥はバサバサするし 気持ちのいいものではありあせん。 夜釣りは辞めました、でも浅いところの方がつれたのだけは収穫、収穫。 ある時、日が高くなると釣れなくなることの方が多いのに、 ある人は入れ掛かりとは行かないまでもほぼ休みなく釣れていたのを、 おいら見ちゃいました。 何んとオモリが「違う・・・・」市販のオモリの半分以下。 おいらも休みなく釣りたい方の部類、当然「まねすんべ〜」と、次回の釣りから ペンチを持参で氷の上。 10時になると「ハイカット、ハイカット」これで同行者より釣れない時間帯は 数を稼げたさ。デモ、これは同行者にはすぐマネされてハンディーなしに そこでおいらは考えた。竿を敏感にすればいいかも・・・・・・ これから試行錯誤の「始まり〜、始まり〜」 まずは普通の市販されている竿よりただ長くしてみた(40cm)。 「いがッた〜」でも、釣り穴が遠くなるのでオモリを投入する時に、 いろんな所に引っかかる。それに風に対して弱かった。 まだ、そのころは寒いながらも「お外の鬼気取り」だった。 だってテントなどもってない! タダ長いだけだから、竿元からぐんなりとてもバランスが悪い〜ってことで 長いだけは辞〜めた ポイした。 20cm位の長さがイイかもと思い、だんだん先を細くすれば穂元からグニャが、なくなる てんで、こんどは加工しやすい塩ビの水道管をのこぎりで成形して、作ってみることに。 素材そのものは、柔らかいのに削るのが結構大変。 軽いオモリ用の穂先はコシがなく、いまいち好きになれなかった。 今度は、古時計のゼンマイを紙ヤスリで削りだし、テーパーを付け、20cmの長さに作って 試し釣り。 でも感度がイマイチ(削るのが嫌になり適当にやった)、胴調子の為、 巻き上げの時、ぶよぶよで面白くなかった。 また、懲りずに先調子になるまで、とにかく一人でシコシコ手が痛くなるまでシコシコ。 7:3調子になるまでシコシコ、・・・・やった!できた!使った!ヨカッタ!7:3の調子 でも、古時計のゼンマイは削り出しが、とにかく時間がかかるので面倒くさい。 で〜考えた、削り出しをしないでスマス方法。 バネ素材をいろいろの厚さのもので、足していけば自然とテーパーがでる。 こう思いついたとき、思わず股間をまさぐる自分がいた。 元の方は古時計のバネ、真ん中は電気掃除機のコードの巻き取りのバネ、穂先のバネは 子供のオモチャ(チョロQ)のバネで、穂先のバネだけを少し削れば、 見事なテーパーの付いた穂先の出来上がり。 後はハサミで成形すれば一丁できあがり。 見事であった、6:4,7:3,8:2、なんの調子でも穂先を、少しコスリ、コスリ ハサミでちょきん、これほど簡単な物はなし。 2年後に気がついた、この方法でやると接続部分を瞬間接着剤で止め、糸で補強していたの で、耐久性に問題有り。接着剤の劣化と判明。 まっ、いかれたら又作り直せばイッカ。 2000年のある日の当たりが渋くなった11時ころ、同じテントの息子が一人で 入れ掛かり、オイラと相棒には当たりすら無し、どんな当たりの取り方をしているかと 見ていても穂先に当たりすら感じられない。 息子の言う事には、「穂先がほんの少しづづ(1mm位)下がる感じになるから その時合わせてる」だと。「こんなに柔らかい穂先を使っても、それくらいしか 動かないの?」オイラと相棒は思わず目がテン。 オイラ達親爺共は、そんな範囲の動きは乱視と老眼で判別出来ましぇ〜ん。 そこで、もたれる感じがしたらカラ合わせしてみました。 釣れるじゃないですか、入れ掛かりに近い感じで釣れました。 早速帰ってあの、もたれる感じの当たりに対応できる竿を作りです。 ホスボンを平に削り、水滴が付いても曲がるくらいにしてみた。 次の週、当たりが渋く分かりずらくなったらホスボンの「お〜出〜ま〜し」、 当たり明確になりおじさん達もひまなしで釣れました。良かった、良かった。 の3種類でした。竿先に来るアタリで前触れもなくギュンと来るアタリは多分オイラが見たところ によると、ぶっ飛んで食いつく奴で、ガブッと食いつく奴は、良く食い気の立っている奴!
次の釣行から、当たりが渋くなれば、オモリベタ底、穂先真っ直ぐ、糸ふけだらりの、 オバセ釣り・・・・・・・(何か鮎釣りの解説書みたい)。 隣の釣りグループが「釣れない釣れない」と、騒ぎ始めてもこちらは入れ食い。12時までで ウヒヒ、ウヒヒの150匹。ちなみにこの釣り方を教えていない、もう一人の同行者は65匹。 糸ふけを取るとき当たりがあったのだから、糸ふけを作る時にも静かに作ってやればと、 よい子のみんなは思うでしょう、オイラも当然でっす、おもいましたが、残念ながら、糸ふけは 静かに出来ていきますね、いまだその釣法は、出来ていません。 だれかおせえて・・・・・。 食いが渋くなれば釣る方も飽きてきて、小腹の空く頃となりカップラーメンでも食べたくなります が、使ったあの割り箸(又は、枯れ枝で)竿先を、チョンチョンと叩いて誘い釣るのが釣友に います。どうしても竿を置いているのであわせが遅くなっていました。 そこで、その誘いに似た動きでオイラも釣りたくて、穴のふちをトントン叩くのではなく 竿をもってリールの糸に指を掛けチョンチョン動かし続けると穂先が不規則に反応した とき軽く合わせると釣れてきました。あ〜ら不思議、穴のふちをトントン叩くより やわらかく針が踊っていました。 オイラ達の70%位の使用頻度で使う誘い方は、静かに引き上げて来る釣り方です。 アル年のこと、三陸の宮古に「ちか」釣りに・・・・・。餌釣りも飽きて、今度はサビキ釣りでと 思いトライしたけどなかなか釣れない、竿を小脇に挟んでたばこに火を付けていたら 「ちか」が、釣れていたのだった。どうしてかな?と、考え再現してみたら、「さびき」が静かに 動いていたのに食いついてきた、来た、来た、来た。それから静かに竿を、上げていくと 釣れた釣れた。たしかワカサギは「ちか」とご親戚って事を思いだしてそれに、ワカサギの仕掛 けも「ちか」のサビキ仕掛けも同じ。じゃあ静かに引き上げれば「カカンぞこりゃ〜」で 引き上げ開始。そのときは釣れたよ12時までやって354匹。あんな事は10年に一度のこと それからその釣り方にのめり込んじゃいました。(それから後、あんなに釣れたことはない。) お昼ご飯におにぎりを食べて居たとき、置き竿にワカサギの当たりがあったので、急いで 合わせたとき一粒のご飯粒が、釣り穴の中に落ちてユラリユラリと、 揺れて落ちて行ったのを見たことがありますか。 そのご飯粒のゆれて落ちていくスピードで竿を引き上げてきます。 アイツらなにを食べて居るかと言えばプランクトンですよね、 プランクトンはどんな移動をするんでしょうね、今までの誘い方は 縦方向の誘い方、でぇ〜、横方向に誘えば良いのではないか?と。 それには横に仕掛けが、いかなければならないわけで・・・・、考えました(10年くらい前)。 斜めに仕掛けを落とす、コレしかない、オモリを斜めに落として静かに竿を上げてくる。 でぇ〜、斜めに落ちやすくするためにルアー(スプーン)を使うことにしました。 今あるか分からないけれどサラマンダーは、かなり斜めに落ちていきました。 横に餌を動かしてみても特にそれで特に釣れたわけではなかったので、 もうやってない。斜めに落ちる事は時間がかかるので手返しが遅かった事もある。 さぁ〜て、釣れている時は、実際の所、何をしても釣れるのですが、 釣れないときはどうしてるのと、云われれば究極の所、 ワカサギの居るところを探す。これしかない!! オイラ達若いころは、ワカサギ釣り大会志向で、あれば出るあれば出る、でした。 下調べの為、一日かけ試し釣りです。3名で大会エリアのめぼしいところ、穴あけ、 試し釣りで過ごしました。 コレで分かったことは、釣れない釣れないと、むやみやたらと開けないで規則正しく 穴あけした方が、釣れる穴に当たる確率は高かったッけ。 まずは、この辺でと思われるところに穴(第1号)を開ける、 その穴がダメなときは沖に向かって オラ達の歩数で15歩目の所に穴(第2号)を開ける、 それでもダメなときは沖に15歩で穴(第3号)を開ける、 そこで「仮りに2匹釣れたが後が続かなかった」とする。 また沖に15歩で穴(第4号)をあけ、ダメなときは、 当たりのあった第3号の穴の横方に規則正しく穴を開けていく(3A,3B・・・・)。 コレで大抵は釣れる穴に当たる。当たるはず。当たるはずなんだけどなぁ〜・・・・・。 要するに碁盤の目の様に穴をあける。これがなぜ15歩目かと聞かれれば 今までの経験の数値かな?たまたま良かっただけ。 釣り穴の決定は、入れ食いで3匹以上釣れたらその穴で釣る。 いまだにこれだけは守っています。釣り穴の見切りは、 2〜3分当たりがないときは・・・・・移動・・・・・。(これは大会志向の頃)、 分かっていても今は、ぬくぬくとテントの中、2〜3分どころか20〜30分でも待っている と言うよりもテントを動かすのが面倒でイヤダ。 ここ3年、相棒、オイラの息子(中学)、オイラの3人での釣行が多い。 釣り穴を決めるまでは、オイラの穴開け、相棒が穴の氷とり、息子はリールでの試し釣り 釣り穴が決まれば、そのまま息子は釣り続けます。その間に相棒とオイラがテント張り あ〜だ、こ〜だ、言ってる間も息子は釣り続けます。そのうちにテント張りも終わると息子は テバネの竿に交換して釣ります。相棒はテントに入ればすぐに右手に電動リールで、左に・・・・ なぜテントを張って居るときも釣り続けるのかと言うと、朝は食い気があるので魚を止めて 置くためにそんなことをしています。 なにをそこまでと、思うでしょうが過去に何度もテントを張ったらもう釣れなくなった事があり 釣り続けることでワカサギの足を止めておく事が出来ていると、かってに思っています。 しかし、息子がテバネ竿で、オヤジ共が電動リールはおかしいでしょうか? 電動に飽きるとオイラはテバネにしますけど。 テントの中で、複数で釣ってるとき、トイレに行きたくなったりしますよね。 オイラ達はその時、テントの外に出るやつが自分の仕掛けを上げていきます。 なぜかと言えば、オラの師匠(K氏)の教えからです。 「もしも置き竿に魚がかって居たとしたら、当然魚は暴れていることだろうから、 それによって他のワカサギは警戒して釣れなくなるので」と、言われました。 有り難く教えられました。 ほとんど日曜だけの釣行ですが、年に1回位は土日の連チャンの時もあります。 前日かなり良い思いをしたので、今日も同じ穴でやってみたら 同じ穴で二日続けて釣れた試しがない、どうしても二日目の方が釣れない様な気がします。 だから二日目は、少しずらした所に開けると前日より釣れた事の方が多いんじゃないかな 思われます。 記憶が正しければ。 ワカサギは、似たコースで回遊するけれど同じコースは回遊しないのではないかなと言えるの ではないかな。その日その日で若干のズレを感じていますので釣り場を決まるときは 「いつも大体この辺でイイだろう」で、場所を決めています。 ではこの辺でオイラのオモリについて。深いところは別ですが 市販の仕掛けを半分にして、付いていたオモリは取り外し朝は鮎用の 1号から始めています。時間が経つにつれて、0.8号、0.5号・・・・1gまで落として 使います。こまめにオモリを変えるために鮎用の丸い、ゴムの入ったシンカーです。 岩洞では、釣れても殆ど下から3本目の針位までなので、針先のチェックは面倒なので その3本ですまします。 師匠のK氏からは色々教わりました。当たりの取り方、道具の作り方、ポイント、 釣れた魚を手を掛けないでの外し方、餌を付けるときの仕掛けの置き方・・・・・・。 このK氏、かなりのアイデアマンで、御所湖で使う水中草取り機、 スピニングリールに直接付ける竿受け、インディアンのテントを半分にした様な 折り畳み式の一人用風避け、竿先などは毎回釣行の度変わっている人。 2002年〜2003年は、竿先にボールペンのバネを加工して赤く塗って 付けていました。とても当たりが見やすいそうです。
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