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9月16日 ドイツサッカー〜もず氏観戦記〜
ドイツサッカーを視察してきました。
試合はミュンヘンオリンピックスタジアムの1860ミュンヘン対ボルシア・MG。去年かろうじて一部残留したチーム同士の対戦です。1860は元ジュビロ磐田のファネンブルグがリベロでした。MGはFWにオーストリア代表ポルスターがいました。
キックオフ後20秒でMGのDFが反則をとられてPK。場内盛り上がります。が,PKはGKにはじかれゴールラインの外へ。場内ため息。そしてCKを今度はヘッドで決めて1860がゴール。場内再び盛り上がり。なんと大味な試合何だろうと思ったらその後はそれなりに落ち着いて,結局3-1で1860の勝利。翌日の専門紙の評価も高い面白い試合でした。
全体的には戦術的・技術的にJリーグとそう差があるとは思わなかったけど,ここぞというときに見せる強さやうまさは「違う」と感じさせるものがありました。観客は23000人だったけど,声援と,特にブーイングの凄さはJリーグとは全く違う。Jリーグなら5万人入ってもあんなブーイングは無いでしょう。試合ではずっとファネンブルグに注目して観てたけど,リベロってストッパーより前にいるもんなんだねぇ。後ろにいるイメージがあったけど。
TVで観たそのほかの試合では,フランクフルトの中国人FWヤン・チェンがミドルシュートで初得点をあげていました。アジジも2部ででてました。ダエイは,ブラジル人FWエウベルの活躍の陰に隠れて出番がほとんどないです。レッズの永井雄一郎はカールスルーエのアマチュアチームとして地域リーグで出場しているようです。
この記事はもず氏の投稿によるものです。
7月13日 祭典が終わった
ワールドカップが閉会した。
開幕前に、フランスの優勝はどれだけの人が予想しただろうか。
善戦はするだろうというのが予想であったが、まさか優勝するとは。
しかし、あのディフェンス力を見てからは、もしかすると、と思わせた。
決勝戦も、ルブフ・ビエラといった控え組が出てきたものの、やはり固かった。
そして優秀なMF陣、彼ら抜きにも、優勝はあり得なかった。
地元開催については、プレッシャーのことを考えると、地の利はあったかどうかは定かでない。
まあとにかく、優勝おめでとうである。
さて、ワールドカップも終盤となると、日本の存在はすっかり忘れられてしまった感がある。
せいぜい、クロアチアが頑張った時くらいであったろう。
私も現地でジャマイカ戦を見たものの、今思えば、あれはワールドカップだったのか、
という疑問が残るほどである。
見るには見たが、フランス人が味わったような興奮は味わい得なかった。
なにか、身近で遠いワールドカップという気がする。
ともかく、ワールドカップが終わった。
4年後は日韓共催である。日本はどのくらい強くなっているのだろうか。
どんな夢を見させてくれるのだろうか。また、どんなごたごたがあるのだろうか。
日本にも少しずつサッカー文化が根づいていってほしい。
7月11日 決戦を前に
今晩は3決、そして明日晩はついに決勝。一月がかりの祭典もいよいよクライマックスである。
ブラジルの決勝進出。誰もが考えたことでしょうが、やはり来ましたな。
そしてフランス。危なげながらも、ここまで勝ち進み、地元は歓喜の渦に巻かれているはず。
夜更かししてでも見て良かった、と思えるようなすばらしい試合にして欲しい。
とはいえ、我が家のビデオデッキは、「北の国から」に、ワールドカップに、大忙しである。
7月5日 ベスト4が決まって
もうずいぶんと書かない間に、4チームしか残っていない。日本は3連敗してしまったし、
トトカルチョの頼みの綱アルゼンチンはオルテガがぷっつんしてオランダに負けてしまった。
フランスに行ってる間は、テレビで四六時中試合が放映されていたにもかかわらず、
実はあまりじっくりと試合を見ていない。結果はわかるけど、細かいニュースも、
語学力のなさ故に、あまりわからなかった。車範根とかパレイラとかが更迭されたのも、
なんとなくそうかなーなんて見てたけど、いまいち、自分の中での信憑性は、
大スポを見たあとと同じ様なレベルであった。
そんななかで、こちらで見たイタリア─フランスはええ試合やった。
これがワールドカップなんだなと。いやあ、フランスでもああいう試合を見れれば良かったねえ。
6月14日 トゥールーズ
アルゼンチン1―0日本
アルゼンチン戦が終わって一日が経った。日本はよくやったと思う。
岡ちゃんは、ワールドカップは勝ち負けがすべてと言ってたが、その通りだと思う。
ただ、長い目で日本代表チームを見るならば、内容も考えなくてはならない。
負けたものの、アルゼンチンを相手に、随所に勇気あるプレーが見られたし、
それがとても良かったと思う。
選手も自信を持って、今後の試合を戦うことができるだろう。
ただ、たまたま1点に押さえただけという見方もできる。
岡ちゃんが言ってた、引き分けに持ち込みたかったというのは、あの展開だから言えることで、
1点差のままでゲームを終えられたのは大きい。ただ、そういうラッキーな展開にもかかわらず、
そんな時に自分達の試合にしてしまうということができなかった。それが残念であった。
さて、個々の選手について見れば、頑張ったのはやはり秋田・中西のストッパー。
二人とも攻撃面でも見せ場を作った。特に中西は、終盤DFの間を抜いてセンタリングした場面が
大変いいプレーだったと思う。今後ずっと、日本人の脳裏に焼き付いているであろうプレーだった。
井原も危なっかしい場面があったものの、全体的にはよくやっていた。
両サイドバックも、そこそこ頑張っていた部類であろう。特に、相馬のオーバーラップは、序盤に集中していたとはいえ、
日本のリズムを作っていた。今後戦う両国にもマークされることだろう。名良橋は、もう少し
パスのつなぎに参加したい。
名波は、がんばっていたが、世界を相手にするとあのへんくらいが限界かなとも思った。
結構あっぷあっぷだったのでは。逆に、中田はミスもあったものの、
さらに可能性を感じさせてくれた。ただ、ふたりとも、セットプレーはもっと大事にしようよ。
中山隊長は途中で下がってしまったが、頑張っていた。
しかし、やはり名波と同じ様なことが言えるのではないか。
呂比須はちょっと期待はずれ。もうすこし、スーパーマンだと思ってたが、
スタメンででれないのも納得がいく。平野はユーゴ戦と同じ様な不満が残った。
岡ちゃんも、もう彼を使わないのではないか。
山口、城については、少し注文がある。二人ともに共通して言えるのは、パスが下手と言うこと。
山口は簡単なパスミスを繰り返して味方の上がりを無駄にしていたし、
城は、つなぎの時や、肝腎のカウンターの時に、相手の欲しい足にパスが出せない。
それほどプレッシャーのかかってない場面にもかかわらず、味方の攻撃を遅らせていた。
二人とも重要な位置を占めているのだから、もうちょっと頑張って欲しい。
ともあれ、川口が、この試合で最も評価されるべき選手であっただろう。
やはりアトランタでの経験がものをいっているのか。
あとの二人だと、ポカをやっているシーンが目に浮かぶ。
クロアチアには何とかなるんではないかというのが、おそらく他のみなさんの予想でもあろう。
しかし、日本はまだワールドカップのこわさを見ていないはずである。
気を引き締めて戦っていただきたい。
6月12日 ペロドローム
フランス3―0南アフリカ
やはり徹夜。弟も四時頃にごそごそと起きてきましたが、
さすがにつらかったのか、ハーフタイムにはいびきをかいて
いました。さて、お待ちかねのフランスの初戦です。
実は最初は見ていない。見て2、3分経たないうちに
ギバルシュが引っ込んでしまった。ハイライトで見ていると、
結構フランスにチャンスがあったようだ。そしてギバルシュに代わって
でてきたデュガリーが、キーパーとの一対一をはずした後で、
今度は元僚友ジダンの左コーナーキックを、脳天ヘッドで
ファーポストぎりぎりに流し込んで先制。この後には、
南アフリカにも決定的なチャンスがあったが、決められず。
後半は膠着状態から徐々にフランスのペースに。終盤、ジョルカエフの
へなちょこシュートをディフェンダーがクリアミスし、コースが変わって
ゴール。終了間際にアンリがぬけだし、だめを押す。
とりあえず、3―0で快勝のフランスだが、相手が弱すぎた。
前半こそ南アフリカもがんばっていたが。
後半途中からは、南アフリカの誰の足も動かず、
フランスのワンサイドゲームとなってしまった。
南アフリカの攻め手と言えば、
後方からフィッシュがロングボールを放り込むだけ。
そういうこともあって、フランスのサッカー自体も
前半の方がおもしろかった。その前半は、ショート・ショート・ロング
の鉄則通り、非常にテンポのよいパス回しからの展開サッカーを
見ることができた。後半は、支配率こそ大きかったが、
リズムは感じられなかった。とはいっても、悪いサッカーを
していたわけではなく、相手がへぼくなった分だけ、単純な攻め方で
通用したのであろう。
そんな中にあって、ジダンのセンスと、
アンリの突破力、リザラズの攻撃力が光っていた。
もちろん、デサイー・ブランも堅いし、デシャン・おおきいプティも
いい仕事をしていた。
見た限りでは、バルテズも大丈夫。
ただ、デュガリーはあのメンバーの中ではやはり見劣りがするし、
トレゼゲも出場時間が短かったとはいえ、仕事ができなかった。
とにかく、初戦に勝ったのは大きい。しかし優勝をねらうならば、
まだまだ課題は多い。どのチームも同じだが。
6月10日 スタッド・ドゥ・フランス
ブラジル2−1スコットランド
今日のわが家は、なぜかみんな帰りが早かったです。
いよいよ開幕。これよりワールドカップレポートです。
開会式もなかなかおもしろかった。芝を痛めないようにと、
接触面の広い靴を履くなど、そういう配慮がなされているのを含めて、
ワールドカップは進歩し続けているなと思う。
さて、肝心の試合の方に移ろう。当初の見どころとしては、
王者ブラジルにスコットランドがどう挑むのか、
開幕戦の影響がどうか、といったものであった。
立ち上がりのスコットランドのキックオフにブラジルがなかなか
マイボールにできないのを見て、スコットランド結構やれるのかな、
そういう期待を持ったのも束の間。ドゥンガのシュートから得た
左からのコーナーキック、ニアのサンパイオが身体を入れて肩であわせる。
ああ、これはブラジル、いってまうな。とそう思わせておいて、
なかなか点が入らない。ただし、リズムはそんなに悪くなかった。
ロナウドを生の試合で見るのは実は初めてなのだが、
息をのませてくれる。
ロベ・カルも強烈なシュートを見舞い、思わず唸ってしまう。
しかし、スコットランドは、ヘンドリーとレイトンを中心によく耐えた。
そしてリズムをつかみかけたかなと思っていると、サンパイオ
ギャラハーを倒して、PKをとられる。コリンズがこれを決めるのだが、
VTRで、ボールがタファレルの指先をかすめていくのを
見届けながら、嬉しそうな顔に崩れていくコリンズの顔が印象的だった。
後半は、レオナルドを入れるのだが、空回り。
ブラジルはペースを崩し、みんなの足が止まってしまう。
デニウソンを投入するも、フィニッシュにいたらず。
スコットランドはタイスコアのまま粘るものの、決勝ゴールは、レイトンが
はじいたところにボイドが戻ってきてしまったという、
不運な自殺点であった。ただしこれは、再三ブラジルが試みた、ゴールライン付近への
サイドバックのオーバーラップに対するクロスパスがやっと実を結んだ
結果であった。
スコットランドは最後まで期待を抱かせてくれたが、
そのままおわってしまう。
ざっと、こんなゲームであったが、
スコットランドサポーターも満足しているようであった。
以前、ヘンドリーは、もうじじいやからなあ、なんて言ってたが、
とんでもなかった。マカリスターがいなくても(ベンチには居った)、
やつがいる。そう思わせてくれた。そして、最年長選手レイトン、
お疲れさま。次もがんばってくれ。試合後、ドゥンガが、審判に文句を
言ってたような気がするが、あれは何だったんだろう。
日本以外の試合で、どきどきしたのは久しぶり。
やっぱりワールドカップはすばらしい。 さて、もうすぐノルウェー
が登場。史上最強チームという、モロッコはいかなるものか。
そろそろテレビに戻る。
6月3日 ローザンヌスタジアム
日本 0―1 ユーゴスラビア
きのうようやく、日本のメンバーも22人にシェイプアップされました。
デカビタ3兄弟の揃い踏みは実現しませんでしたが、
まあ、これも時代の流れでしょう。
以下、ユーゴ戦の感想です。
今日の日本はなかなか良かった。これまでのキリンカップなんかで
ああいう試合運びを見せてくれたことはしばしばあったが、海外で、
実戦直前の試合で、あれくらいやってくれると少し安心する。
しかし一方、ワールドカップにやってきたからには、あのような善戦では
誰も満足はしないはず。現に、決定機を2度、3度と
はずしているようなのは、これまでにも見てきたシーンである。
ワールドカップではあれを決めない限り、日本の勝利はない。
もう一つ、気になったのが、日本の試合終了前のバテである。
確かにユーゴは選手をこまめに入れ替えてたし、相対的に
ユーゴの方が元気になるのは仕方がない。(岡野も平野も
あんまし元気なかったし。)
ただ、前半からプレスがよく効いていたものの、緩急という面で
まだ少し下手なのではないか。急いでる場面で、
中田がスローダウンさせていた場面があったが、
やはり90分間の戦い方という点で、少しどうかなと思う。
選手の出来不出来はいろいろだったが、小村は大丈夫かな。
中西はどうかな。
今年の日本、センターバックが少し不安なんだなー。
5月16日 チャムシルスタジアム
韓国 2―1 ジャマイカ
韓国対ジャマイカ戦を見て。
さすがにコンディションが悪かったか、ジャマイカは今ひとつだった。
それに韓国のプレスがよく効いていて、そう簡単に点を取られる雰囲気
でもなかった。
初めてフルでジャマイカを見た印象としては、球際の強さ(しかしうまいわけではない)
と、ゴール前の高さがあるなあ、といったところか。
今日の試合に限っていえば、おそらく速い逆サイドの展開に
一番弱いのではないかという印象だ。
バートンとホールのツートップは、二人だけで何かができそうである。
中盤からはシンプソンなど、球だしを得意とするハーフがいるので、早めのつぶしが肝要であろう。
日本の対策としては、先の逆サイドへの早めの展開に加え、
やはりペナルティ付近からのドリブルで切れこめる選手、スピードのある選手
で対応したい。ということは森島か?守備に関しては、やはり
韓国がしていたように、奪われて最初にいい球を出させず、あとはゆっくりと
固めていれば問題ないだろう。しかし、ツートップを始め、
ボールに対するチェックが甘くなったり、マークの受け渡しをはっきりしないときに
するするとやられてしまう危険があるし、試合運びでは、最悪、
先取点をとられた場合には、日本はしっかり固めてからペースを取り戻すような
戦い方が必要ではないだろうか。
それから、日本の得意とするセットプレイだが、まともに放りこんで勝てないのは
今までと同じで、直接の精度向上、トリッキーなプレーを期待したい。
今日の韓国は、終了直前あわや勝ちを逃すか、といった危惧を抱かせるほどに、
最後は運動量が落ちたが、それ以外は、日本にも通ずる組織力を見せており、
ジャマイカを圧倒していたのが頼もしかった。
また、私の一押し選手である李相潤が2点をとり、チャンスも作り、たいへん満足である。
特に韓国一点目の一連の流れは、非常に美しかった。これから、海外組が、特に
洪明甫が入ったときの試合運びに注目したい。
雨の中の第一戦の印象はこんなところ。19日の第二戦、両チームの戦いぶりに注目したい。