宇治川派流から見る大蔵記念館


  寺田屋のすぐ南には宇治川派流が流れる。巡検パンフレットによれば、 かつて、宇治川派流は、大倉酒造の工場に原料米を搬入し、製品を搬出する上で重要 な交通路であった。しかし、主力工場が移転し、 道路交通が用いられるようになると、宇治川派流の重要性は低下し、 ドブ川のようになってしまったという。それが近年、伏見港整備事業の一環 として遊歩道付きの河川に整備され、現在のような姿を見せているのである。
  写真のバックは、かつての大倉酒造の工場(現記念館)であり、 後ろの煙突は、甑を蒸すために釜をゆでたさいに出た煙を逃がしていたものである。


本文に戻る