スペイン映画『ヴォルベール』


2006年3月ヨーロッパで公開の映画。
Volver
ちゃんと観たら簡単には紹介できなくなっちゃう、
そんな映画だった。

パッケージがカワイくて、
amazon.fr でもよく売れてたからチェックしてた映画。

最初はサスペンスかな?!とも思ったけど、
それにしてはあまりにも映像がカラフル。
風景がカラフル。ファッションがカラフル。
スペインの色のセンスは本当にすごいと思う。

でもきれいな原色あふれる映像とは裏腹に、
とても人間の深い部分の「傷」を描いている。
とても残念なことに、私がずっと考え続けてる、
レイプ、深い「傷」の問題がここにもある。

こういう映画ばかり観ていると、男は男であることが、
恥ずかしくなると思う。恥ずかしくて悲しくなると思う。
また、女性が生きるのって、
こんなにも壮絶でたくましくもあるのかな、とも思う。

とくにペネロペは英語をしゃべって、
ハリウッド映画なんかに出るよりも、
自分の言葉でしゃべり、自分を表現するこういう映画に
出演した方がずっと魅力がある。
ハリウッド映画からは、どんなにがんばっても、
こんなに魅力的な彼女を想像することができなかった。

ラテンな女で、そしてラテンなお化粧がとても似合う。
スペイン語が早口なのか、この映画がたまたまそうなのか。
大切なことは会話の中でどんどん語られるので、
字幕を頼りに、頭の中を整理するのはけっこう大変だった。
中高生では理解できなかったかも知れない。
(パッケージには対象が15歳以上との表記があった)

この映画に興味を持った理由の一つは、タイトルが
タンゴの名曲「ボルベール(帰郷)」と同じだったから。
もしかして、と思ったらやはり同じ曲が使われていた。
しかもフラメンコバージョン!(公式サイト
そしてタイトルにふさわしく、とても印象的に使われる。
ペネロペの歌のうまいことうまいこと。。。

ペネロペの歌を聴くためだけにこの映画を観たって高くはない。
ほんとうにそう思う。
名曲をよくあんなに自由に歌えたものだと思う。

やはりペネロペのいろんな経験がそこににじみ出ているんじゃないか。
そう下世話な想いを抱いてしまいながらも、
やっぱり歌はそういうところがあるんじゃないか。
そう下世話に感動してしまうのでした。。
 
ちなみに日本では菅原洋一さんなどが歌っていて、
「帰郷」、「帰路」などと訳され、ほとんど演歌のようになってる(汗)
もちろん原曲だってスペインの「演歌」なんだろうけど。。。
でも日本の演歌とはまたちょっと違うはずなんだけどな。
 
欧州映画祭で監督賞など「ヴォルベール」、1月に急遽全米公開
・映画『Volver』のサイト(スペイン語)
   




 


Posted: 2006年11月30日 (木) at 23:34 
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