キハ52 156

キハ52 156
大糸線426D:キハ52 156
11/NOV/2005 小滝〜平岩間

キハ52 156
桜と朱巻き灰デコ,一週間足らずの残像
大糸線428D:キハ52 156
17/AVR/2005 糸魚川〜姫川間 Photo par ヌクヌク

キハ52 156
大糸線422D:キハ52 156
10/AVR/2005 頸城大野駅

キハ52 156
大糸線420D:キハ52 156
17/AOUT/2001 中土〜南小谷間

キハ52 156
後位側(3位側から撮影)
大糸線425D:キハ52 156
06/MARS/2004 南小谷駅

キハ52形全112両の栄えある最終車番.
糸魚川運転センター配置車。
1966(昭和41)年11月19日落成.「帝国車輌工業製作」とする資料が存在したが誤り.実車にも,2002(平成14)年8月現在,帝国車輌の銘板は見当たらず,「新潟鐵工所で製作」が正当である.
新製配置は七尾で,1971(昭和46)年度に富山一区に転属.1990(平成2)年には越美北線へと移り,同線キハ120系化で,大糸線へと移転した.北陸になじみの深い車両である.
現在は,大糸線糸魚川〜南小谷間にて運用に入っている.
ワンマン改造済みのため,トイレは撤去済みである.1990(平成2)年度に松任工場で冷房化改造を済ませている.

2004(H16)年12月、それまでの越美北線色から、「首都圏色」「タラコ色」の愛称を持つ1978(昭和53)年以降の国鉄一般車標準色である朱色5号(当サイトでは便宜的に一般色IIIと表記)に塗色変更。
塗り戻し当初は車体の顔のオデコが朱色5号に塗られていたが、2005(H17)年4月12日から16日まで運用を離れ、その間に朱色のオデコを灰色1号(ねずみ色1号ではなさげ)に塗られたと推定される。
またその後、一週間を置かずして、灰色オデコの前照灯まわりの朱色5号の"巻き"がある形態(オリジナル最後の朱色5号塗色であるキハ52 140はこの形態。1987年頃に富山にいたキハ52 42も、1989年頃の富山のキハ52 125もそうだった)から、前照灯まわりも灰色にされた形態(越美北線色の前のキハ52 124や、高岡色IIIになる前のキハ52 139などがこれに該当)に変更された。
細かい塗色の変化に関しては、上の画像も参照されたい。"巻き"がある形態のキハ52 156には筆者は逢えなかった。ヌクヌクさん、ありがとうございます。
ちなみに、顔のおでこを屋根色に塗るか塗らないかは、国鉄史上どちらも実在しており、どちらが正しいとは一概に云えないが、松任で持っている図面はおでこは朱色5号に塗るものだったらしい。
蛇足。高齢のため已むを得ないのだが、キハ52 156にはどうやら不整脈の持病があるかに思われる。