2012年 4月19日お知らせ
東京スカイツリーとバベルの塔
5月22日のスカイツリーの一般公開まで、あと一か月余りになりました。試験点灯されて、「雅(みやび)」と「粋(いき)」の2パターンの点灯が、とても美しく夜空に映えています。
いつかは現地へ赴き見学してみたいと思いますが、しばらくは人が押寄せると予想されますので、機会があればスカイツリー熱が冷めた頃にでも行ってみたいと考えています。
青く光る「雅」
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江戸紫の「粋」
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夜空にそびえ立ち点まで届きそうな勢いの塔を見ていますと、現代の建築技術の高さ素晴らしさを感じると同時に、大昔の伝説を思い出します。旧約聖書の創世記にバベルの塔という高い塔の物語があります。
二ムロデという人物が、もし神が再び地を浸水させることを望むなら、神に復讐してやると威嚇し、水が達しないような高い塔を建てて、彼らの父祖たちが滅ぼされたことに対する復讐をしようとしました。空にも届くような高い塔を作ろうという事でバベルの塔が建設されましたが、神に挑戦しようとした怒りに触れ、塔は崩れ、言葉はバラバラとなり人々は各地にチリジリに散って行ったという…。
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ブリューゲル画 |
古代オリエント最大の都、栄華を極めたバビロニアも歴史の中に消え去り今は廃墟と崩れ去り見る影もありません。
一度は水で神に叩かれた古代の伝承。
昨年の津波被害でもう終わりと祈るばかりなり。