言波理やまとのうた

富山県高岡市
伝統のお祭り「御車山祭り」
何年もここに住んでいるが今年初めてお祭りに行ってきました。
1歳の娘も山や群衆に目が釘づけ状態。
山が前進すると、豪華な造りの車輪がキイキイ鳴って、これまた風情があります。

（下の写真の車山は、からくり人形がクルリと回ります。）

「御車山」の由来は1588年、太閤秀吉が後陽成天皇と正親町上皇を聚楽第にお迎えする時に使用した御所車を
加賀藩初代藩主の前田利家が拝領し、二代目藩主である前田利長が１６０９年、高岡に城を築くにあたって町民に与えたのが始まりという事です。

御車山は国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財に指定されており、日本全国で５件指定されている内の１つとなっています。
安土桃山文化の流れを保ちつつ、すぐれた工芸技術で作られた豪華な車となっています。


山は全部で７基ありますが、
２番町所有の御車山がもっとも古く、秀吉から前田利家へ与えられた山です。
他の車輪が四つなのに対し、最古の山は二つの車輪となっています。
ここには二番街の山の写真はありませんが下記リンクを参照してください
http://mikurumayama.jp/index.html へのリンク

車輪一つとっても、細工が細やかで華やかです。




今年はあいにくの曇空でしたが、たくさんの人で賑わっていました。
来年は晴れると良いですね。