スクール料金について

個人経営で宣伝はHPのみ ショップガレージは先祖からの土地建物で極力経費を抑えた運営をしています。 
それに生計分はリペアのほうでまかなうようにし、講習料金は時間レート計算を基本としています。
また他にスクール案内の資料等を作っていない事やツールはその都度USAから仕入れている等も料金を抑える要因です。
 
 ツールやアクセサリーは基本セットだけで充分でしょうか?

デントツール36本セットをまず使いこなせるようになって、実践で必要なツールが分かってから追加するほうがいいと思います。
私の場合専用ツールは60本弱・自作ツールが50本ほどで、最近市販のタイプは出尽くした感があり、またボディ構造の変化に合わせ自作が増えていく傾向にあります。アクセサリー類にも同じことが言えます。

あと、内装の取り外し等に一般のメカニック用のハンドツールが必要になります。よく使うソケットやレンチ類は国産有名メーカーかそれ以上のものが精度高く長持ちするので結局いいと思います。
クルマを大事にされてるお客さんがメインですから、激安工具セットでは??と思います。
 プロコース L と S の違いは?

今までの経験を踏まえ、基本的にプロコースL(4〜6ヶ月)をお勧めしています。

従来のスクールでは数週間〜1ヶ月間スクール内での練習がメインで、卒業していきなり世間に出るやり方が主でした。確かに基本の基本は習得可能ですし脱サラの場合短期間に習いたいというニーズには合っています。

コースS(4週間)もやっていながらこんなこと言うのも気が引けるのですが、普通に考えて専門技術であるデントリペアがこれくらいの期間で習得できて商売になる訳はありません。一人前になるには数年掛ります。
主流は自動車のプロである業者さんを相手にする訳ですから、デントのプロでないと信頼は得られないと思います。
見た目簡単な作業に見えるのか?スクールで小さな優しいエクボが直せるようになっただけでは、スタートラインに立っただけで、プロとは言えません。

実際、現役のリペアラー達はそれらを乗り越えてきて今があるのですけれど、年々レベルが上り、このような弟子入り制度を確立しないと業界自体の技術の信用問題になりますし、デントリペアがメジャーになれない大きな要因だと感じています。

かなりハードスケジュールで詰め込み式のコースS(4週間)より、もう少しスローでじっくりと腰を据えてより実践的に学べるのが、コースL(4〜6ヶ月)の特徴です。
本音でいいますと、1〜2年くらいの長いスタンスがベストだと思うのですが、業販出張作業がメインの今のスタイルですとプロコースL(4〜6ヶ月)辺りが期間的に限界になるのです。
内容は個々に応じて対応していきますので
、状況環境を考慮して決めていきます。
期間ももう少し長くとか、期間をあけてとかにもご相談いたします。

コースS(4週間)は長期受講困難な遠方の方向けに一応継続しています。
一日当り、4時間はマンツーマン講習、他の時間はサービス同行または練習になります。
最終5日間は、数ヵ月後に難易度の高いビッグデント等の講習になります。

 自動車関係に勤めた経験がないのですが大丈夫でしょうか?

本人のやる気次第です!と言いたいところですが、業界内外の差は確かに大きいと思います。
人脈や流通面もそうですが、最近は基本トリムの脱着・電装部品関係の知識がないとツールが差し込めないようになってきています。自動車全般の知識が必要です。

よく「趣味の延長でいいですねえ」と言われる事がありますが、まずは好きだから始めたとは言えそんな甘い商売はこの世には存在しません。技術的にも営業的にも本当に難しいです。

また基礎体力が無いとつらいと思います。一見手先の技術と思われがちですが、かなりの力仕事なので体力+繊細な技術が必要で体力に自信の無い方には厳しいと思います。

ただ業界経験者の場合、関連の仕事が出来る為そちらが逆に足かせとなり、結果デントリペアは二番煎じ三番煎じそして辞めるというケースもあり、その点全てを捨ててデントリペア一本に集中しやすい環境は他業界からの方の最大のメリットでしょう。
現実に自動車関係出身でも成功しなかった方もいますし、以外の方でも成功している方はたくさんいます
 デントリペアの他にボディーコーティングやウィンドリペア・インテリアリペア等関連業を習えますか
当スクールはデントリペアオンリーワンを基本理念で運営しています。
他項でも記していますが、それぞれの分野は専門職です。一人がアレもコレもではプロとして通用しないと考えています。
それぞれの専門スクールのご紹介は可能ですが、デントリペアで一人前になるのが先で、その後希望に応じて業務拡張されたらいかがでしょう。
ただ、一度にいろんなことをして成功された方は私は知りません。

 開業直後状況、売上等は?

難しい質問ですね。
地域・環境・客層によっても違いはありますし、自分にはいくら必要か?と言うのが本筋だと思います。

実際大都会の方や大口業者を獲得すれば一人で売上月100万以上も可能でしょうが、地方で業販中心ならまず50万前後が目標ラインではないでしょうか

業販だけなら出張作業になるため経費は電話代と作業車に関わる費用くらいで売上のほとんどが儲けになります。
エンドユーザーの比率が高いと売上は上がりますが、店舗作業場・代車等の固定経費が掛かってきます。

但し脱サラですぐエンドユーザーというのは危険です。まず、車のプロである業販で腕を認められてからのほうがベターだと思います。

また開業後、半年・1年程度の生活費分は開業資金+αとして必要でしょう。そうでないとすぐお金になる他業種に手を出しどれも中途半端で、せっかく身につけた技術は落ちていきます。
その道のスペシャリストを目指さないと本物を求めるユーザーに満足してもらえないと思います。

 申し込んですぐ受講出来るのですか?支払いは?
在庫は置かずにその都度USAからツールを仕入れますので、揃うまで2週間程度掛かります。
またマンツーマン講習ですので、現在の方が卒業するまで待っていただくことになりますし
私自身の体力的なこともあり少しインターバルを取っています。

受講料は申込金として申込時に5%、入校時に残りの分のお支払いをお願いしています。
ローン等は扱っていません。
受講料自体が借金という事はその先の生活費も無いという状態では、成功する道はないと個人的に考えているからです。本気で商売を始めたいなら、まず資金を作る努力が必要だと思います。

融通が利かない感じがしますが受講料を極力押さえたいためこういうシステムをとってます。

 無料半日体験とは?
実際のリペアを見ていただいたり、ツール体験や質問、デントリペアの現状等の説明をします。
独立開業の方には特にデントリペアの現状や実際をありのままに説明し理解していただいた上
受講と言う形にしています。


*近々、独立開業予定の方に限ります。
 デントリペアの将来性は?

エンジンからモーターへと、また若年層のクルマ離れで業界全体が先の見えない雰囲気の中、決して良いとはいえないですが、反面クルマファンはしっかり根付いていて、こういったりペアの仕事は不況に強い面があります。

デントリペア自体知名度が低い地域もあり需要の延びは充分期待できると考えています。
特にエンドユーザーにはまだまだ知られていないのが現状です。
問題は宣伝の仕方と年々難しくなる鋼鈑と時間のかかるボディ構造克服の2つの面だと思います。
単純な修復方法だけに画期的な技術が生まれないし、その中で考えていくしか方法は無いからです。

人口30〜40万人くらいに対し1人のリペアラーが専業で成り立つと考えているので営業面は業界でビジネスに長けている方ならばクリアして行けると思いますが、あるレベル以上の技術力がないとリピートや紹介はもらえません。
ただ、一旦この技術を身につけるとライバルも少なく利益率も高く、急に車がなくなる訳でもなく将来性はあると思っています。
また、何より最も環境に易しい修復方法であることは最大の強みです。

 良い事尽くめのデントリペアなのに メジャーでないのは何故?

職人の手作業で非常に難易度の高い技術なのも要因ですが、教える側のスクールの問題も大きいと思います。

本来は塗装や板金のように何年も修行をしてから独立するのが筋なのですが、欧米から来たシステムなのか教室のみの短期講習や
DVDで学んでくださいという安易な習得方法が中心でその程度で簡単にかつ経費も掛からないからと開業し、技術レベル的にお店やお客さんに迷惑を掛けるというケースが後を立たない現状が、最大の原因だと感じています。
逆にしっかりとした技術レベル・営業方針で開業すれば、十分メジャーになると思います。

10年前に比べ、現役専業レベル的にプレスライン等をクリアしても普通になり、ネットで動画も簡単に見れる時代になりました。要するに開業当初からある一定レベルが出来ないと成功は難しいのです。


当スクールではむやみに低レベルのリペアラーを増やすよりも、人数は少なくても良いので、確実な技術を伝える為、コースLを主流にしています。階段は一歩ずつその一足が道となるという理念で運営しています。
 コース R とは?
デントリペアで一度開業したがうまく行かなかったリペアラーの方の再チャレンジコースです。

うちの地元でも毎年誰かは開業されているようですが、苦戦のようです。
スクールを出ても10人にいや20人に1人残ったら良いほうだという現状です。

まずは本人の問題もありますが、大手スクールの場合、どうしても首都圏や京阪神等の都会中心の考え方で、地方に合っていないように感じます。受講料も都会設定ですし。
逆に個人スクールはというと費用や実践面は良いのですが、講師との相性面の問題やなにぶん1人の運営パワーは限られています。


地方の方ですと当スクールの営業方法が理に適っていると思っています。
技術面では余程大きな市場に恵まれていない限り、ビッグデント技術は必須になります。

それに地元の業販で認められないと、安定した売上は難しいものです。現に遠方の紹介で知り合いのリペアラーがいない場合は、地元の自動車屋さんで聞いてみてくださいと返事しています。地元に根付いている方は腕も確かです。ネットやマスコミの宣伝と技術は比例していませんから。

デントリペアに対する高い志を持ち、高いお金も払って開業したのに元も回収できないまま、もったいない限りです。復活の気持ちが少しでもあるなら、もう一度リターン・リベンジはどうでしょうか?

講習は1日単位になってますので費用的にもリーズナブルにしています。

講師より腕が良かったらどうしよう?という一抹の不安もありながら始めたコースなのですが、それはそれで尚更もったいない事だと思います。

 卒業後のアフターフォローや仕事の紹介等は?

基本的に技術講習のみということなので、普段は電話やメール等でのフォローになります。
しかし卒業後も当方に来ていただく分には大歓迎ですし、交流機会も増やすようにしています。

仕事の紹介は普段はあまりできませんが雹害等の応援時は声を掛けます。
また関西では雹は少ないのですが、比較的雹が降りやすい関東に職人仲間がいますのでそこからの依頼の場合も声は掛けます。


営業面に関しては独立開業の方向けにオリジナル営業マニュアルを付けていますのでそれを参考にしていただくということになります。
開業1年目に的を絞り目標の立て方から訪問方法・活動管理方法・服装身だしなみまで記載しました。トヨタディーラー時代、社内はもちろん近畿ブロックの営業研修等で講師をしていた経験とデントリペアという技術を伴う職種とを融合させて作成しました。お役に立てると思います。
以上、独断・偏見的に答えましたが、その他のご質問等はメール・電話等でおねがいします。
                      
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