そで
(オ)
(キョウ)
(ジ)
きのつらゆき

 袖ひぢてむすびし水のこほれるを 
 春立つけふの風やとくらん 
             紀貫之
 夏の日に、そでをぬらすのも
気にせずに手ですくった水が、
冬の間にこおってしまっていた
ものを、立春の今日の風がとか
しているのだろうか。