そのまま吠太郎のカジノに克つ!! |
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個別書籍からのリンク、あるいは上のバナー経由でアマゾンを利用して頂くと、当方にアマゾンギフト券が還元されます。還元されたギフト券は、全額新たなカジノ攻略本の購入に投入致します。本サイトの書評欄はゴミと本物を峻別するというポリシーを貫いていますが、その一層の充実のために皆様のご協力を仰ごうという訳です. 【ほえまめ君をこの本でFeed!- 第6・7弾】 このコーナーでは、数あるカジノ関係書籍の中からお薦め定番や、ホットな新刊を厳選して紹介しています。 Casino Tournament Strategy: Stanford Wong Blackjack, Baccarat, Craps等のトーナメントの戦略論。1997年版にはhorse tournamentの章が追加されている。一時ほどではないが、最近も近場のカジノでBJやバカラトーナメントが開催されていることもあり、日本人の中にもこれらの種目のトーナメントに出ている人も目につくようになってきているが、他の参加者のスキルが高くなければ、本書を理解しているだけで、大きなアドバンテージとなる。また、新たなトーナメントルールに応じた戦略を自力開発する場合の出発点としてもお勧め。 ラスベガスのオープントーナメントはレベルが高い場合も多いので、invitation onlyのトーナメントか、米国本土外のトーナメントが一応の狙い目。また、この手のトーナメントは、客寄せ的に行われることも多く、pay out率が100%を超えるものもある。なおMillion dollar Blackjack (by Ken Uston)によると、1978年にSahara Hotelで開催されたのが最初のBJ トーナメントであるとのこと。当時は相当な集客効果があったらしい。(この本も1章をBJ トーナメントの解説にあてているが、分量としては多くはない。) Gambling Wizards: Richard W. Munchkin カジノゲームで億単位の財をなした本当の本物の人物(Billy Walters, Doyle Brunson, Mike Svobodny, Stan Tomchin, Tommy Hyland etc)のみを厳選したインタビュー集。中には以前本HPの掲示板で少し話題になったBJプレーヤーの話も出てくる。彼らの実践種目は当然のことながら、Blackjack, Poker, Sportsbook, (と本HPの範囲外であるが、賭けギャモン)であり、これらの種目に真剣に取り組めば勝組に回れるということの傍証にもなる。具体的な戦略論の本ではないが、我々がどのようなdeciplineを確立すべきかという点で非常に参考になる。 個人的には、ラス・ヴェガスをブッつぶせ! (Bringing Down the House) のような小説仕立てのノンフィクションより遥かにリアリティを感じるのであっという間に読み終えてしまった。なお、余談だが著者のMunchkinはBlackjack Forumにおいて別途Blackjack Wizardsの連載を行っており、2002年秋号にMITのBJチームのキーパーソンであるJohnny C.のインタビューが掲載されいている。(例えばここから入手可能)。ラス・ヴェガスをブッつぶせ! を読まれた方や、オタクな方はこちらも入手して「脚色されたノンフィクション」の背景にある淡々とした「事実」を楽しむのもまた一興であろう。更に若干ネタばれだが、「ギャンブルに人生を賭けた男たち」のカバーストーリーの、「10万ドルの胸をもつ男」の賭けに負けた側の人物がこの8人の中に入っており、敗者の弁を知ることが出来る。 【Feed ほえまめ君−オマケ編】 日本語でいい本ないですか?と良く聞かれます。少しずつ状況は良くなってますが、、なかなか良書には出会いません。 しかしながら洋書の紹介だけではほえまめ君に餌を与えてくれる人もいかにも少なそうなので、和書もここに紹介してみます。 といっても戦略関連以外に小説とかガイドブックなどのようなるるぶな本や粗大ゴミ本も含みますことはご承知おき下さい。。。 カジノ大全 - Susan Spector, Stanford Wong(著), カジノ研究会(訳) 本HPの読者にはあまりにも有名なStanford Wongが、カジノビギナーのSusan Spectorと共に著したカジノゲームの総合入門書。多数のゲームが紹介されている他、資金管理やカジノに出かけるときの心構えなどについても詳しく記されており、一時期一世を風靡したカジノゲーム入門事典の代わりとなるカジノ入門書。Wongが監修役に回っているので間違いはない。残念ながら、翻訳の質が高くなく、原著のThe Complete Idiot's Guideシリーズのスタイルをそのまま踏襲しており、また「SS#が必要」(日本人向きの本とするなら、「パスポートが必要」と書くべき)のようにアメリカ人向きの記述が日本人向きに直っていない部分が多く、オンラインカジノの章が記述不足であるなど欠点も多数あるが、そこに目をつぶっても初心者にお勧め。但しWongの本だからといって中級者以上向きではないことに注意。 ラス・ヴェガスをブッつぶせ!-Ben Mezrich (著),真崎義博(訳) カードカウンターコミュニティーの間では有名であったMITのチーム(例えばKnock-Out BlackjackにもMITチームの挿話がある)のラスベガスでの奮闘記であるが,プロの小説家であるBen Mezrichが書いているので,ノンフィクションの読み物としても高い水準を保っている.原著はBringing Down the House:米国でも2003年に一般向け書籍としてベストセラーとなった.実用書としては,1990年代流のチームプレーの実録記としての価値がある.お勧め. 過去のFeedほえまめ君を読む
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【その他のコーナー】 :Paigow Poker練習問題: そのまんまです。これに対応する即席講座もあります。こちらは、現在江場氏のHP内にあります。 オンラインカジノに対する見解とtips:いろいろとリクエストもあったので暫定的に作ってみました。 その他のリンク:個人用ブックマークとほめはげ系カジノサイトへのリンク 吠太郎のアマゾンアネックス:評価前の本のアマゾンへのリンク About the author:吠太郎と、その同志マサ健の人格、生い立ちなど 日ガキ隆の遠吠え
(吠太郎の遠吠え特別版) またまた非常に激しくお久しぶりです(^^;)。あっというまに2005もNFLシーズンが終わってしまい、更新の時間がなかなか取れない中、私がアマゾンに書いた 例のの奇書?「カジノ」(黒野十一)に対するブックレビューに対して、日垣隆 という売文屋が自身の有料メルマガで、遠吠えしまくっていたとの情報が伝わってきました。そのメルマガ、知性と論理性の全くない有料の文章としてはお寒い限りの、まさに「負け犬の遠吠え」レベルの駄文なので無視しておいても全く問題ないのですが、私のブックレビューの全文をそのまま無断コピーしてまで咬み付いていたので一応こちらの見解を書いておきます。(以下「である調」で失礼します) まずは、そのメルマガの関連部分の内容の要約ですが以下の通り ・座右のレファ本として、黒野十一の「ザ・カジノ」(「カジノ」の内、「世界カジノぎりぎり漫遊記」の章を省いた物) 、谷岡一郎・松田道弘の「カジノゲーム入門事典」」を激しく推薦。(なお、それぞれの本のリンク先はアマゾンになっており、アマゾンを批判しておきながら、せこく日垣自身のアフィリエイトコードが埋め込んでいるがこれはちょっとしたご愛嬌か。。。) ・次いで、アマゾンのカスタマレビューは、名誉既存(原文ママ)にあたる根拠なき暴論や匿名の自己顕示欲の垂れ流しの場となっていると説き、その例として私の 「カジノ」に対する私のカスタマーレビュー(星1つ) 『元通信社の記者が書いたカジノ解説と旅打ち記。記者上がりなので当然文章力はあるのだが、カジノ解説は間違いだらけでかつミスリーディングでもあり危険でさえある。旅打ち記の部分は面白いことは確かだが後味の悪さがある。暇ならどうぞレベル(吠)』 及び、 谷岡一郎のツキの法則 に対するレビュー(星3つ) 『初心者向きの啓蒙書としては無難であるが、筆者の主観による思い込みも多く書かれている。また調査不足による間違いも散見される。 確率統計の啓蒙書としては、分散と平均の意味が繰り返し冗長に書かれているに過ぎないので物足りない。』 を挙げている。そして私のような気違いレビューアーによって、アマゾンのブックレビューが機能不全の状態になっているのにも関わらずアマゾンはこのようなレビューを削除することなく放置しているとしている。 さて、今回は私のレビューが根拠無き暴論か否かについての見解を述べる。 例えば 「カジノ」については、たまたま前々回の本コラムでとりあげたような例、即ちスロットトーナメントで客が必死になってまわし続けるのは、出来るだけ速く回すことが最適戦略であるにも関わらず、筆者は恐らくそのことを知らずに、参加者を「欲ボケ」と一蹴しているといった、客観的な間違いかつ、ミスリーディングな描写に代表されるようにな間違いが50箇所以上は存在する。また、ツキの法則の方の例を2,3挙げると、その88pに「プロのスポーツベッターの中には1年間で10ゲーム程度に1000万づつ賭け、6勝4敗以上の成績を狙うだけという根気のよい者もいる」とあるが、このように、あまりに勝負を絞る方法では同著の中で再三取り上げられている「大数の法則」が効いてこないので、プロに取って最も重要な「確実な収益」が見込めなくなる。稲妻NFLの方で書いているように、手を下すかどうかの閾値はそれほど厳しくはするべきではないというのが上級者の間ではセオリーとされている。また、続いて89pには「ブッキーは丁半の駒が揃うラインを出す」としているが、これも稲妻NFLや本HPで既に述べているように、個々の試合では、駒を揃えるようなライン操作は行っていない。これ以上誤りをいちいち列挙することはここではしないが、より具体的に列挙して欲しいという要請があれば、日垣某お得意の説明責任として、「有料で」それに応じる(手数料5千円+1箇所につき8000円。)以上のように上記レビューは客観的な「ファクト」であって、「根拠なき暴論」の対極に位置するものである。ただ、「暇ならどうぞレベル」や「・・・物足りない」と言った部分が若干辛口の論調になっていることは確かである。なお、誤りの多い著作物に対するブックレビューを書くときに、その誤りを網羅的に書くことは、多数の読み手に取って退屈であろうし、簡潔性が要請されているカスタマレビューのマナーにも反すると思うがどうであろうか。 長くなったので次回に続く(暇なら)。 |
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