Royal Flush@Pick'em Poker



これは、Pick'em PokerにおけるRoyal Flushの例。Pick'em Pokerは普通のDraw poker系のVideo Pokerとちょっとルールが異なっていて(ここを参照)、非常にRoyal Flushが出にくくなっています。
にも関わらず、Royal Flushの配当がそれほど厚くないので、"Royal Flushを引かなくてもトータルで勝ち組に回り易い"非常に優れた特性をもつマシンです。その出現確率は、Strategyにも少し依存しますが、約35万handに1回の割合(約700時間に1回)となります。残念ながら、0.25$マシンでも、pay outが6000 coins for 5になるので、TAX withholdingをしなければならないのですが、Dealt Royalの場合と同様、逆にこれだけ滅多に起こらないからこそ、マルTAX EFFECTを低減出来るので、コンプ狙いのプレーヤーに取っては非常に強力な武器です。ちなみに、Royal Flushのトータルペイアウト率への寄与分はわずか0.341%しかありません。また、この例のように、万一Royal flushを引いてしまったら、Dealt royalの場合と同様、「0.25$マシンなのにTAX withholdingされて損した」という条件付確率で考えるのではなく、「たまたまDealt Royal」を引いたとグローバルな視点で考えるべきでしょう。

このPick'em Royalは、私の盟友VP_KID氏によるものです。(0.25$デノミ:場所はNew York New York)。私もそうなのですが、VP_KID氏もビデオポーカーの戦術と確率を熟知しているプレーヤーなので、常日頃から、Pick'em pokerを打つときは「お仕事モード」、即ちJackpotを引くことよりも、アクションを伸ばすことを目標に打っているプレーヤーです。
で、某年某月某日VP_KID氏が、その友人I氏、P氏他数名と、America Cafeでの夕食後(I氏のお連れ方のコンプに寄生らしい(^^;))に、腹ごなしも兼ねて、おもむろに$100buy-inして、席も暖まらないわずか6hand目にドカンと来たのがこのRoyal Flush。全く何の心の準備もないまま、突然出てきたので、彼は思わず

I made it!

と絶叫したそうです。そのついでに、渾身の力をこめてVideo Pokerのテーブルを叩いたはずみで、こんな名誉の?負傷までしたんだそうな。。。

VP_KID氏の哲学は、「人事を尽くして天命を待つ」。即ち、事前にVideo pokerを良く研究し、ボブダンなどのトレーニングソフトで練習を積んで、いざ本番となれば、後は確率論などは頭の中から捨て去って、ひたすら「気合」でVideo Poker machineを打てば、pay out率も0.5%以上は向上するだろうとのこと。なので、彼はPick'emのdealt 3 of a kindや、Double Bonusのdealt AAAのときには、それはもうDraw buttonも壊れるか?というくらいのものすごい力で叩きまくるのが常なのですが、そんな彼とて、Jack Potを引いた後に台を叩いて負傷してしまったのは始めての経験らしく、さすがに多少恥ずかしがっていたらしいです。:-)

ただ、彼が後で弁解して言うには、「BJでCountingすると、カモフラ入れないといけないし、結構気を使うだろ。Live Pokerだって精神的に疲れるし、fishなおばさんとかが来たら、おべんちゃらの一つも言って、なるべく長時間プレーして頂くように工夫しないといけないし。。。その点、ビデポはマシン相手だから、ストレス解消にもってこいでいいんだよ!。機械が壊れたって、そんな減価償却費なんて、ちゃんとカジノも織り込んでいるんだから、むしろ1台や2台壊さないと『』じゃないか!!」なんだそうです。随分私と考え方が似ているのが不思議なんですが:-)、確かにうなずける面があって、BJ 専業者の方も、no heatで飯+宿代を「確率的に」無料で獲得出来る、Video pokerの利点を有効活用するのもいいかも知れません。


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