ひとしずく新聞

第135号 平成16年2月1日発行

水・健康・自然・癒し 今注目される“代替療法”

西洋医療と代替療法

東洋医療にみる健康

西洋医療の限界と代替療法・民間療法に期待するもの・・・

天地の音声

水・健康・自然・癒し 今注目される“代替療法”

 水惑星・地球・・・すべてのはじまり、命のスタートラインはこの星に水が誕生した瞬間から・・・。
 私たち人類はその起源より天地の間に生を受け、自然の中で多くの生命と共に育まれ生かされてきました。
 自然と共に・・・からいつの間にか人類にとって都合のいいように自然を操ろうとしたり、次第に「自然と共に・・・」からはほど遠いものとなってしまったのです。
 科学・化学・医学の進歩発展は、あるところまでは確かにかなりの恩恵をもたらしてくれました。
 しかし今、これからはいかにして自然とこれら近代文明を融合・和合させていくかが問われているのです。

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西洋医療と代替療法

 科学・化学・医学など文明の進歩発展を追い求めてきた人類は、心身に起こる様々な病について医学的に細分化していきその部分の症状に対応するための対症療法を是としてきました。
 これが西洋医学の基本的な考え方であり、さらに分野別の発展を目指してきたのでした。
 しかし心身に起こる様々な病や症状は、単一による原因ではなくほとんどの場合が複合的なものが多く、今現れている症状に対応するだけでは病を治すことにはならなかったのです。
 このことが、最近になってようやく医学の世界でも問題となりはじめ、心身全体から病を見ていくというホリスティック(全体的)なとらえ方へと変わってきたのです。
 そして、古代より伝わっている東洋医療をはじめとする種々の療法が、伝承療法や代替療法といわれるものなのです。
 なかでも代替療法は、「現代西洋医学領域においては、科学的未検証および臨床的未応用の医療体系の総称」と定義づけされていました。
 そんな中、アメリカでは1992年・国立衛生研究所に世界的な最先端医学研究施設の一つとして、代替医療事務局が設立されたのです。
 今では代替療法の範囲は、世界の伝統医学・伝承療法・民間療法はもちろん、水療法、気功療法、ハーブやアロマテラピーそしてヒーリング療法やマッサージ療法、食事療法、そして自然療法なども包含されています。
 日本でも古くからこの代替療法が実践されていました。
 例えば、水療法や漢方療法、鍼灸などや、また、昨今ブームとなっているハーブやアロマテラピーはよく知られるようになりました。

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東洋医療にみる健康

 人間の身体は60兆個の細胞からなり、異化・同化作用という物質代謝を行い、分裂や再生を繰り返しながら生命を維持しています。
 細胞の活動は、酸素、水分や栄養が十分でも、刺激がないと物質代謝を活発にできません。
 東洋医療ではこの物質代謝を活発にする働きに似たものを「気」と呼んでいます。
 気は、生命活動のエネルギー源で、末梢血管の血液を循環させる動力源でもあります。
 気と血を併せて「気血」(きけつ)と言い、気血が過不足なく流れていれば健康でいられるのです。
 しかしこの流れが滞ったり、過不足が起こると健康が損なわれて種々の症状が現れるのです。
 東洋医療ではこの気血の流れのポイントとなるtころを例えて言うと、気血の流れを河川と考えた時、大雨が原因で増水した川が氾濫しないように、また日照りで水がなくならないように水門を開閉して水量を保ち調節するようにします。
 この水門を、東洋医療ではツボと呼んでいるのです。
 ツボは、身体の異常を知らせてくれる対応点であり、気血の流れを正常にする治癒点、調整点でもあるのです。
 また、こり(肩こりなど)や腫れ、陥没などの形で、身体の不調を体表に顕わすところでもあります。

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西洋医療の限界と代替療法・民間療法に期待するもの・・・

「自然から遠ざかるほど、人は病に近づく」と言ったのは、詩人・ゲーテ。
 自然の中に生かされてきたことでさまざまな恩恵を受けてきたにもかかわらず、その感謝を忘れ逆に自然を蔑ろにしてきたツケが、現代社会の生活習慣病となっているのではないでしょうか。
 この現代社会の中での病、とくに○○症候群と言われるものの多くは、近代文明・科学の発展と共にその過程の中で、複雑に濃縮されてきたもの、将にそれらのツケが心身に現れているといえるのです。
 とくに現代の死亡原因第1位とされていて、3人に1人がガンといわれる時代・・・・・。
 もちろん、それらの病に追いつこうと西洋医学もさらに進歩し、ガンの早期発見や最先端医療・設備などでかなりの延命効果または奇跡の生還を果たされた方もいますが、先に述べたように、西洋医療の限界・病院治療の限界とも言えるのが、実は患者の心のケアではないでしょうか。
 最近のガン治療では、まず患者への告知がなされますが、その後の患者心理という心のケアや、生命の尊厳を大切にするというところでは「?」疑問符をどうしても感じてしまうのです。
 実際、最近非常に多く見聞きしている医療事故・医療ミス・医療過誤・・・・・
「なぜ?」とおもうことばかり、これはなにも医療の世界に限ったことではありません。
 科学の進歩発展や便利さを追求するあまりに、一番大事なもの・・・・・心をどこかに置き忘れてきたのでしょうか・・・・・。
「代替療法」という語を英語に置き換えると、Complementary<コンプリメンタリー>(補い合う)&Alternative<オルタネイティブ>(代替え)、Medicine<メディスン>(医術・医学)と表されるそうです。
 我々の先人たちが行ってきた様々な自然療法を用いて、ガンをはじめとする重篤な疾患を癒し、それにより生活の質を改善し、時には完全治癒をもたらしてきたこともありました。
 私たち人類が、長年にわたって新しいものばかりに関心を持ちすぎたことの証のように、現代の医学界においても、こうした過去の重要な遺産を見過ごしてきてしまったのです。
 私たちに残されてきた数々の先人たちの知恵と英知を、今こそ生かす時なのです。
 古来からの効果的な伝承療法や民間療法または治療法を、患者一人一人の心身の状態をみながら最良・最善の組み合わせで、少しずつでも患者の不安感・不快感を和らげることが大切なこと・・・・・これこそが、真から補い合う代替療法といえるのではないでしょうか。
 いまこうした代替療法とホリスティック医療・通常療法などを合わせた統合療法という考え方がこれからますます必要な時代となっていくのです。

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天地の音声

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