玄関
玄関を入ると正面に吉野窓の障子が迎える。自然から頂いた板を生かした手摺代わりにもなる飾り棚をしつらえてた。
正面の引き戸は居間の入口、右の引き戸はシューズクロークの入口。靴だけでなくコートなども収納でき、下駄箱のない玄関はすっきりしている。
玄関を引き戸で仕切るのは、温熱性能が高い建物なので、生活空間への外部温度の影響を避けるためでもあり、冬季以外は開けておいても良い。
食の間を観る
奥にデッキが見える。左手のカウンターは対面型の台所のあるところ。
床材は24mmの桧の縁甲板、壁は漆喰、天井は杉板張りなどで心地よい空間になっている。
居間
屋根を葺き下ろした空間を生かした勾配天井の居間、暖炉が設置されている。吹抜の上部は2階の共用の間とつながっている。
吹抜は開放的な気持ち良さだけではなく、生活空間の温度差を小さくし、室内の換気を促進する。家族のコミニュケーションを促すなど多くの機能をおっている。
家族が暮らす一つの住まいで、インタフォンのような機械を用いないと対話が出来ない家は変だと思っている。
居間から北の座の間を見る。
座の間は大きな引き戸で生活空間と一体化したり閉じたりと、生活の状況に応じて仕切ることが出来る。
北側の掃き出し窓は、夏季には床を舐める涼しい風が通る。
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