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3月7日21:00 バルセロナ・ラウディトリ
カタルーニャ国立バルセロナ交響楽団定期演奏会
【メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調「スコットランド」作品56】
【ペンデレツキ 3つのチェロの為のコンチェルトグロッソ】
指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ チェロ独奏:ルイス・クラレット他2名
その日の午後、カサブランカから空路でバルセロナに着いた。街中の安宿に荷を下ろし、ガウディのサグラダ・ファミリア教会を遠めに眺めながら、チケットを買いにホールへ出かけた。13€でゲット。21時開演なので、夕食をゆっくり取れるのはうれしい。当夜の会場は最近できたコンサートホールで、シューボックススタイルで、ステージ後方に客席があり、コンセルトヘボウにやや似た構成である。内装は木質系であったが、壁に音を屈折させる工夫はあまり見られず、あまり響かないホールだった。演奏直前に、演奏順番の変更が発表され、メンデルスゾーンが先に演奏された。ペンデレツキ自作自演のこの曲は、反戦を訴えているように感じられた。メンデルスゾーンの牧歌的な音楽と非常に対比的で、3人のチェリストが祈るように奏でる静寂と沈黙のアンサンブルと暴力的な雄弁さで奏でるブラスの咆哮が印象に残る音楽であったが、聴いた後に不思議な充足感があった。時節は米英のイラク攻撃をスペインが支援していた時であり、なんらかの抗議演奏とも受け取れた。スペイン各地では、反戦運動をしている人を沢山みかけた。
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