<SAQシンポジウム in 埼玉>
  
平成17年1月22日、23日 開催

 
<ゲストスピーカー>

■ フェルナンド モンテス(テキサスレンジャーズ コンデショニングコーチ)
■ ジム ラドクリフ(オレゴン大学アメフト部 ストレングス&コンデショニングコーチ)
■ スコット フェルプス(スピードクエスト代表 NFL.NBA.MLB等のスピードコーチ)
■ 白石 豊(福島大学教育学部教授 メンタルトレーニングの第一人者)
■ 深代 千之(東京大学大学院情報学環助教授 日本陸上競技連盟医科学委員)
■ 山本 利春(国際武道大学助教授 トレーナー育成・指導のスペシャリスト)
■ 吉田 謙介(クレーマージャパントレーニングコーチ SAQレベル2インストラクター)
※ 敬称略

ソニックシティ

エントモ&フェルナンド
(暗くて分からん・・)


フェルナンド モンテス氏

スコット フェルプス氏

ジム ラドクリフ氏(右)
 北海道を金曜日に出発し、飛行機にて空路羽田へ。
埼玉の大宮市にある、大宮ソニックシティでの『SAQシンポジウム』
に参加するべく、心を弾ませて移動した・・・。

さて、このシンポジウム。10日前までその存在さえ知らなかった。
親交のあるADS札幌の川瀬社長より紹介され、二つ返事で伺う事に決定。
埼玉での開催という事で、経費や日程を含め一瞬考えたが頭の中で、

「これは、自分にとって何かの分岐点になる?」

という気持ちが働き、
「行こうかな」ではなく、「行かなくては!」の感覚
に自然になった。こういった勘(嗅覚)はエントモは強い。
ゲストスピーカーの方々の凄さも知らないまま、土曜日の一日目の講演へ。
一発目の講演は、フェルナンド モンテス氏。現役のメジャーリーグのテキ
サスレンジャーズのコンデショニングコーチである。
話の内容は、先発投手の中4日(5日目登板)でのメジャーでの取り組み。
内容が濃い!さすが最高峰の最先端でやっている人のお話し。
講演後、すかさず質問を投げかけた。
今の中学、高校の野球では、一週間に一度の登板が支流である。
よって、中6日(7日目登板)であればどうするのがベストか聞いてみた。
エントモの引出しがまた増えた。

その他の講師のお話も、口をあけて聞いてしまうほどの内容。
エントモの講演でも当然そうだが、著作権の保護という観点からビデオなど
撮影行為は厳禁となっていたため、ひたすらペンを走らせる。

その夜、レセプションがあり、フェルナンド氏と一緒に写真を撮った。
そして、ずうずうしくもフェルナンド氏を一人占めするべく質問の嵐!
今後は、大会で良くある連投でのコンデショニングを聞いた。
メジャーでは、その状況に一致するのが「クローザー」であろう。
クローザーの調整法を聞きだし、レセプションにも関わらず、通訳を含め3
名で話し込んだ・・・。

その夜、興奮して寝つけなかった。
こちらの質問に対し、答えを何倍にもして返してくれる。
最高峰で働いているスペシャリストが、どこの馬の骨ともしれない個人に熱
く語ってくれる。胸に熱いものが込み上げた。
翌日の休み時間に少々談笑したが、彼は名前まで覚えてくれて、サインもく
れた。「nundo−san」と書いてくれた(笑)

さて、二日目。
一番印象に残ったスピーカーは、白石 豊氏の講演。
メンタルのスペシャリストということは誰もが知っているところだが、スポ
ーツに
「禅の心」を取り入れた感性には、さすが日本を代表する方だ!
「禅」に関しては、海外でも取り入れているアスリートは沢山いる。
代表的なのは、ゴルフのビジェーシン。昨年の全米の賞金王。
どんな場面でも、どんな状況でも乱れないメンタルはさすがである。
こういったメンタルにおいて、日本の外にその手法を求めたりするが、日本
の昔の教えの中に、大きなヒントが隠れているとは圧巻だ。

まだまだ書き足りないが、内容はこの辺にしておこう。
今回の参加者は、全国で400名強。
プロ野球選手を始め、各スポーツのアスリート達、そして全国で活躍中のト
レーナー達が多数出席していた。沢山のゲストスピーカーのお話があったが
、一部現役選手で来ている参加者が、自分に関係のない競技の話しの時に寝
ている選手もいた。残念だ。
異種スポーツでも学べるものは沢山ある。それに気づくか気づかないかは、
その聞いている人次第だ。勿体無い。

最後に、御礼を述べたい。
このシンポジウムを紹介して頂いた川瀬社長、そしてこのSAQ協会の代表
の外園社長、また素晴らしいゲストスピーカーに感謝したい。
また、こういった出会いを導いてくれる神に感謝!!


                  
平成17年1月25日  エントモ