<エルムファイターズ・エントモJr日記>
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平成17年7月17日(土)南郷丘公園にて



本日は、平成17年7月17日。

エルムファイターズの新人戦が南郷丘球場であった。
ん?なんか雰囲気が違う。新人戦なので6年生が出れない。
球場のネット裏で必死にアドバイスしてる。そのアドバイスしている姿が微笑ましい。
こうやって、上級生から下級生に教えていく。
特にエルムは、下級生に優しい。なんでも手を差し伸べている。

昨晩、面白い出来事があった。

エントモ「そろそろ髪が伸びてきたな、切るか?」といった。
息子  「そうだね!おとうさん切って、明日試合だし」

エントモ「すすむ先輩(6年生)みたいにカッコ良い頭にするかい?」
息子  「する!切って!!」

といって、髪を切った。
すすむ先輩は、5分刈りぐらいに坊主頭にしている。
清々しい少年野球児の頭だ!
よく、高校野球でも「髪の毛で野球をする訳では有りません!」といった高校がある。
エントモは大反対。たかが髪の毛だが、邪念を払い野球に集中するために切る。
そして、暑い中で帽子をかぶる競技。汗を気にしてベストパフォーマンスはできない。
なかには、自分を戒め気合を入れる意味合いもあるだろう。煩悩を取り除く意味もある。
修行する身の僧侶は、皆、坊主頭。
子どもも野球を通して様々な勉強をしている。
息子が「切る」といった決心をしたのに感激。
これから、野球に対し熱意を持って上手くなって行くことだろう!間違いない。

たかが髪の毛、されど髪の毛

である。エルムの監督は言う。髪の毛は強制しない。けど、結構みんな、坊主頭にする。
自然に子ども達が切り出すのがベストだろう。
嫌々切っていては、そもそもの意図が伝わらない。

さて、息子は監督・コーチに髪の毛を誉められ満足顔。
試合は、接戦を落とした。息子も2三振。
しかし、ストライクは
全部振って(ボールも振ったが)三振。
その自分から動く意識は大切。誉めてやった。
試合の結果より、その姿勢・意欲を誉めたい。目を細める。

どちらのチームも力が入っていた。声の出し方も違う。
緊迫した熱戦で、エントモもつい声がでる。
相手のナイスプレー、そして自分のチームのプレーに「ナイス」の声。
自分のチームだけ、自分の子どもだけといった考え方は寂しい。
絶対あってはならないことだ!

子どもを育てる。

これは、大人がしていかなくてはいけない。自分の子ども以外でもだ。
エントモは、現在そういったことを仕事にしている手前、そういった見方をして観戦。
子ども達にマイナスの声をかける周囲の観客は許せない。
子どもは一生懸命。失敗しようとしてやっていない。子どもは誉められたいのだ。
なかには、「誉めると調子にのる」といった指導者もいる。
調子にのってOK!良いではないか。誉めた時の効果のほうが大きい。

息子のプレーを注視していた。始めたばかりなのに上達している。
練習を休まないで「野球が好き」といった状況だ。
野球が好きなうちは、どんどん成長する。
そんな環境を作っている指導者に感謝。

また、時間を見つけ観戦しよう。