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平成17年10月30日。
札幌市内にある本郷小学校にて、「演劇」の発表会を見に行った。
本郷小学校は、実は、自分の母校でもある。息子が偶然同じ小学校に入っている。
大人になって体育館に入ってみると、狭く感じる。でも子供の時は「広いなぁ」と思っていた。
小学4年になる息子の演劇の題名は、「のびのび島の人々」。
さすが、小学4年生になると、劇の内容に「税金」という子供には難しい話が入ってくる。
終わってから、「税金って知ってる?」の問いに「・・・」しばし沈黙。面白い。
昔と今も変わりはない。ひとりひとり、オーバーアクションでセリフを言っていく。
昔、自分はどんな劇を演じていただろうか?思い出せない。苦い思い出だから忘れたのか・・。
うちの息子は、「兵士」役であった。本人は、最初から兵士役をやりたかったらしい。
機関銃をダンボールで切って作成し、黒ずくめの衣装でうれしそうに演じていた。
「なんで兵士?」の問いに、彼は「かっこいいから!」と満面の笑み。
親としては主役をやってみればとも思うが、子供は子供の感性がある。
頑張った成果をたくさんの人に見てもらって、拍手をもらう。とても意義のあることだ。
覚えるまでにたくさんの練習をしたに違いない。普通の勉強より得るものは大きいだろう。
ある子供は、近所のおばさんに「おばさん劇見に来てよ〜」という。
人間「誉められたい欲求」はあるのだ。大人になったら意識できないが、子供は感情がストレート。
でも、自分が子供の時のことを考えると、当然、同じような精神状態だったに違いない。
昔を思い起こさせると共に、子供の純粋さを体感できた有意義な時間であった。
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