<千歳PTA講演>
平成17年12月7日 千歳北陽小学校にて

千歳の地で講演するのは、今日で3回目。千歳への愛着心も出てきたような・・。
今日は大人への講演。子供にどう接するべきか、地域として子供教育に力を入れて
いる千歳の方々へエントモ節が炸裂!
平成17年12月7日

今日は、PTA主催の教育交流会。
出席者は約230名。千歳の教育に対しての意気込みを感じる数値だ。
千歳は北海道の玄関口。北海道に入ってくる人は千歳空港からが大半。
人が行き交う町である。

PTAの講演ということでネタ的には「子供の未来、大人の助力」をテーマにした。
現在の子供達の現状、自分が嫌いな子供達、犯罪の低年齢化、ニートの増加。
どれもこれもマイナスの情報が多い。
その一方、まっすぐ生きている子供、頑張っている子供も多い。
マスコミに苦言。
マイナスの事件の報道が多すぎる。いかがなものか?
子供を持つ親として、そういった事件の報道がテレビでやっていると瞬時に消す。
テレビゲームでもそうだが、子供は見て感じてバイオレンス的な行動に出る。
子供を作っているのは大人。視聴率が良くなるから事件の報道をする姿勢。
悲劇を作ったりしているのはマスコミも一役買っている。

世の中には美談や頑張っている話は沢山ある。そういった報道をして、「いいなぁ」と
子供達に思わせる、そんな意図的な報道は出来ないものか?
感動ものや、美談もののテレビは少ない。少なすぎる。
「視聴率が下がるから」「お金にならないから」これじゃ、世の中良くならない。
企業のスポンサーも、そういった地域貢献や、人的貢献に対しての番組に援助すべき。
世の中の体質が「お金優先」だから、こういった歪みが起こる。志が低い。低すぎる。

自分にしっぺ返しが来ることに気づいていない大人たち。
犯罪者が増え、ニートが増え、収入を得れない大人が結局増える。
すると、結果的に「目先満足型企業」は衰退していく。気づいてからじゃ遅いのだ。

「自分さえ良ければそれで良し」

そんな企業、団体、人が増え続けている。
他人に与えようとしない人たち。ものが有り余っている世の中の弊害だ。
ものがなければ皆で助け合う。昔はそうだったに違いない。
北の国からの五郎さんは言っている・・・

「ここの生活はお金はいりません。欲しいものがあったら、どうしても欲しいものが
 あったら・・・自分で工夫して作っていくのです。」


想像する、作る、工夫する、この行為があまりにもなくなっている。
大人はいかにして子供に「物を与えないか」「コミュニケーションを取るか」が鍵。
一番近しい親の「見本となる行動」が求められる。

「鏡の法則」

いかに良い見本を見せられ続けれるか。子供は親の背中を見て育つ。
今、子供の教育に力を入れようとしている「大人」の姿勢が問われる・・・。

今日230名の大人が出席した。
集客する主催者の苦労が伺える。人を集める、会場まで足を運んでもらうのは大変。
様々な準備もあったことだろう。お疲れ様でした。

最後に一言・・・

知っていると出来るとは違う。
話を聞いてくれたすべての人が、何らかの行動をしてくれると有難い!