<杜の都 仙台の旅>
平成17年12月12日・13日

 仙台へは10数年ぶりの訪問となる。前回は野球現役選手として訪れた。今回は、
出会いが糸のように繋がり実現した。「自分の未来は自分で切り開く」といったゲリ
ラ的行動で、未知の世界へ・・・エントモは東北で通用するのか?!

牛タン通り

これぞ本場の牛タン

日本三景の松島・・・

伊達政宗の瑞厳寺

この先が国宝です・・

伊達政宗館の蝋人形

正宗とツーショット

なぜか小泉&松井・・

遊覧船からパチリ

松島の駅から・・・
<平成17年12月12日>

札幌の自宅を出たのは朝9時前。冷え切った札幌、道路は凍結。
大谷地駅から高速バスで千歳空港へ。約40分の旅。
朝が早く時期的に中途半端なせいか空港にいる人はまばら。
千歳から仙台に飛行機で行くのは初めて。1時間のフライトだ。
上空高く上がった瞬間に降下する感じかな?

仙台空港に到着すると、仙台駅まで高速で約40分という掲示。
千歳と札幌の位置関係に似ている。
空港には、チャイニーズ&韓国人らしき面々が多数いた。
近年のアジア人の日本旅行の多さには驚く。札幌も同様である。
飛行機で上空から覗けば山々には雪が。仙台市内は雪はなかった。

街中を目的地まで歩く。
昨日から腰痛を患い、少々の荷物も堪える。
早く目的地まで着いて、近くでお茶タイム。
「どう接見するかな・・」と思案。
ここは、小細工なしのガチンコ勝負!と心に決める。
自分を良く見せようと思ったり、実力以上のものを求めると、
なかなか上手くいかないもの。今の自分を評価してもらうのが最善。

今日が東北への第一歩。
いかにして自分で切り開いていくか、本人次第。
こういった展開は大好きだ。自分の器を大きくするチャンス。
自分から飛び込む勇気と覚悟は必要だ。
今までにない緊張感を感じながら、ビルへ・・・。

1時間後

自分なりに良い時間が過ごせたと思う。
1時間で人間的に成長したようにさえ感じる。
ビルを後にした瞬間、充実感と達成感がみなぎる。
仙台へは、この1時間のためだけに訪れた。
自分への得点・・・99点。
1点マイナスは、帰るときに足が机にぶつかった(笑)
ほぼ満点に近い内容と自己評価する。

さて、市内のホテルに移動し、かねてより予定していた牛タン狙い。
仙台駅構内には、すし通り&牛たん通りがあった。
牛タンを食した「うまいっ!」さすが本場の味。
外はもう真っ暗。仙台は今日から年末まで「光のページェント」。
札幌でいう「ホワイトイルミネーション」だ。
決まった時間にウインク(消灯点灯)するらしい。
雪のないイルミネーションはちょっと物足りない。
しかし、仙台に風物詩を堪能。
明日は16時半に仙台を発つ。それまで時間がある。
よしっ!明日はひとり旅だ!

秋保温泉への日帰り入浴を選択するか、日本三景の松島にするか。
そう考えているうちに、市内に雪が舞い落ちる。
つかの間の休息。旅の疲れか知らないうちに就寝していた・・・

<平成17年12月13日>

今日は前日のひとり作戦会議の結果、日本三景の松島に行くことに。
仙台駅から快速で約30分の旅。
松島というと、伊達政宗と松尾芭蕉、奥の細道そして瑞厳寺であろう。
瑞厳寺は国宝にも認定されている。

まずは、到着後、瑞厳寺へ。
圧倒される雰囲気。見るもの見るものに驚かされる。
当時のままの色彩で残している。
上段の間、上々段の間、「ひかえ、ひかえおろぅ〜」って感じ。
各部屋の障壁画が素晴らしい。当時の技術と歴史が伺える瞬間。
伊達政宗もここで時を重ね、その後、松尾芭蕉も・・・。
時間があったので、ゆっくり瑞厳寺を見て回った。

次に足を運んだのは、伊達政宗記念館。
記念館っていわれるものは、ほぼ100%に近く「がっかり」する。
今回は・・・、「う〜ん、まずまず」蝋人形で歴史を懐古。
悪くない。日本の歴史に疎い自分にとっては分かりやすかった。
伊達政宗が、昔、片目を失った経緯は幼少期の「天然痘」。
知らなかった。幼少期から頭角を現し、理念を持った生き方をする。
「一本筋の通った漢」
今一度、伊達政宗の生涯を知ってみたいと思わせる時間であった。

さて、おなかも空いてきた。
ちょっとした海鮮のお土産屋に入る。
おっと、イカの軟骨焼きがあった。珍しい。食す。美味。
松島名産の牡蠣を生で頂く。美味。
よっしゃー、昨日は牛タンだったので、今日はマグロ攻撃だ。美味。

近くにオルゴール博物館があった。
行ってみるか?でも博物館ほどがっかり指数は高い。
・・・
がっかり指数120%。料金に値しない施設だった・・・。合掌。

時間はあと1時間半ある。どうしよう・・・。
ん?遊覧船?松島の湾内をクルージング。行ってみるか。
以前、千葉鴨川、南紀勝浦でも遊覧船に乗っていた。
折角来たので、思い切って乗ってみた。気持ちよいクルージング。
大小の島々が点在し、島の上には「松」が。
波による侵食が、ありえない形に島をしていた。自然のパワー。

ゆっくり自分のペースで満喫した日本三景の松島。
歴史にふれる素晴らしさに気づかされた。
今後、各地の史跡に行く時には、事前に調べてからにしよう。
すると、感動や気づきも倍増するに違いない。

来年は、またこの仙台にて様々な活動を展開することだろう。
仙台の町の素晴らしさ。来年が今から楽しみだ・・・。