<エントモ野球講演・北見>
平成18年1月22日

 北見市民会館にて、中学・高校を中心に野球の講演会を実施。熱血な野球少年を
目の前にして最初からテンションが上がるエントモ。北見は野球がとても盛んな場
所。今回は、北見市内のみならず、周囲の都市からも参加・・・
<平成18年1月22日>

朝、早起きして札幌からJRにて北見の地へ移動。朝7:24発の札幌発の列車。
約4時間半の旅。長旅である。北見は、以前市内の高校と親交があり数回訪れてい
る土地である。確か二年前の記録的大雪の時に行ったことがある。道は一車線!!
でも、基本的に雪は多くない北見。
おっと、デジカメを忘れた!事前の準備がまだまだだな(笑)

北見駅について温度計に目をやるとマイナス10度。寒い寒い。歩くと「キュっ」
って音が鳴る。寒さで雪がしまっている感じ。参加者100名を越える盛況ぶり。
雄武、女満別、遠軽、などなど遠方からも参加してくれた。この時期に指導者の立
場で悩むのは「選手のモティベーション」である。どうしても球を持つ時間が少な
くなるこの時期は、選手も目標を見失いがちである。そこで今日のテーマは「心」
いかにして自ら野球に取り組めるかが大きなポイント。言われてやるのでは効果は
見込めない。自分で考え、自分で行動し、その自分で決めたことに対し自分で責任
を取る。当たり前の話。

でも、こういう選手がいまだに多いことも事実。「負けたのは監督が悪い」「あい
つが打たなかったから、あいつが打たれたから」そんな考え方で人のせいにするよ
うでは野球をしてる意味がない。野球を通して人を思いやる気持ち、野球を通して
あきらめず頑張りぬく気持ちを鍛えているのである。良い選手がいても勝てないの
は○○のせいだ。という結論をだす父母会、選手。レベル低すぎ。何のために野球
をしているのか今一度胸に手を当てて考えて欲しい。札幌の某高校のこと・・・。

さて、北見講演。会場設営を手伝ってくれた中学生に感謝。彼らがいなければスム
ーズに会は進行していなかった。ありがとう。彼らの動きを見ると、指導されてい
る方の普段の教え方が分かる。練習を見なくてもその練習が目に浮かぶ。人間力を
優先している指導をされているに違いない。
あっという間の3時間だった。講演終了後も会場の外で質問を受け付けた。少しで
も良くなりたいという気持ちが前面に出ていた北見の野球選手。女性の出席者がい
たが、山口県で子供が頑張っている選手の親御様。遠くからでいけないから聞いて
きてと頼まれて参加。頭が下がる思いである。

講演も終了し、本日は日帰りで帰ろうと思えば帰れた時間だったが、さすがに今日
は北見に宿泊した。夜、食事を終えふと温度計を見るとマイナス17度(笑)
身が引き締まり、顔の筋肉もちょっとピリピリしていた。なかなか札幌にいては経
験できない気温。翌日、大丸のお菓子「ほっちゃれ」を購入。北見の銘菓である。
野球少年の熱い思いを胸に北見を後にした。

次回の講演でも北見には絶対に来よう!心に決めた一日でもあった。
ホテルまでお送り頂いた塚田先生、ありがとうございました!