<釧路エントモ野球講演>
平成18年2月19日

 第三回目を迎えた「エントモ野球講演」も今回の釧路で最後となる。約900名の方々
に聞いてもらった講演。最後の釧路は、熱血中学指導者の幡手先生のご好意で実現。受付
までお手伝いして頂き、恐縮の旅となった・・・

釧路フィッシャー・・・

ジャングル?!

幣前橋

<平成18年2月19日>

 昨年末から釧路には結構足を運んでいる。ちょっと慣れてきた土地に
なりつつある。釧路といえば地震の多い町。そして漁獲高も全国では上
位にランクしている「魚の町」。その釧路で野球講演をすることになり
楽しみに列車に乗って移動した。

釧路に到着すると、雪も少なく歩きやすい。釧路駅の地図を見ると結構
釧路駅から「まなぼっと」まで距離がある。でもこの陽気に歩かないて
はない。即決で街中を闊歩し施設まで行くことにした。
街中を歩いていると、各商店街やお店に活気がないのが気になる。日曜
日の昼だったので人通りもまばら。どの地方でも、郊外に大きな量販店
ができて、市内中心部に人が集まらなくなっている。でも「未来」を考
えると間違いなく、この傾向はなくなると思う。年齢層で、一番多いの
は団塊の世代。その団塊の世代を中心に人口は減少の一途をたどる。現
在の60前後の方々は言う「あの大きな量販店は、不便」だと言い切る
。これは、聞き逃せないお言葉。これからは、自動車にのって遠くにい
く方々が年齢上減ることは間違いない。あの広い空間で歩くことすら大
変と感じているらしい。大きな建物を建てるのは、未来を考えると十分
にペイできるものとは考えずらい。

「今さえよければ良い」

という、先を見ない考え方が、今後悲劇を招くであろう。間違いない!

さて、街中を進んでいくと、「釧路フィッシャーマンズワーフ」が右に
見えてきた。そこで食事にしよう。レストランには、日本語以外の文字
がならぶ。海外からの観光客も多いのであろう。この施設。立派。でも
採算が取れているのかと考えると疑問。中に、ちょっとしたジャングル
があった(笑)お金かけてるね・・・市民の税金かな?

食事を終え、幣舞橋を渡る。よく地震があった時にこの橋がテレビに映
る。いつも見た風景だ。そうそう、昔、社会人野球の地方巡業で釧路に
来た時に「花咲かに」を腹一杯食べた思い出がある。5〜6匹は食べた
。当時を懐かしむ。

今日の講演会は、約50名が集まっての会。子供より指導者の方々が多
かった。いつもどおり熱く話を進め無事終了した。子供達には技術論よ
りも今大切な「心」を中心に話した。心がしっかりしていないといくら
野球をやっても効果は薄い。そのことに気づいて欲しかった。

その夜、いつもは日帰りなのに宿泊にしたので幡手さんの声掛けで懇親
会が実現した。感謝。なんと懇親会だけに参加しようと車で3時間かけ
て来て頂いた方もいる。恐縮しきりです!野球対する想い、子供に対す
る想いを強く感じた瞬間でもあった。懇親会に参加した大学生がこうい
った。幡手さんに言われて会費「4000円」払って来た甲斐があった
って。デジカメで自分のフォームを撮影したものがあって、その場で的
確にアドバイスできた。用意がいいね!数日間で何千円かで過ごさない
といけないけど良かったって満面の笑み。頭が下がる思い。

熱血な夜もあっという間に過ぎて、様々な出会いがあった。感謝すると
共に、もう次回4回目の内容が頭に浮かぶエントモであった・・・。

尽力頂いた、幡手先生!感謝です!!