<道東の旅>
平成18年3月18・19日

 道東の野球選手に野球を教えるため、列車に乗って白糠に向かう。人生初の白糠。
どのような土地なのか、どのような人がいるのか全く未知。しかしどのような子供、
大人、どんな野球層でも伝えることは一緒『想い』である。
<平成18年3月18日>

最近、講演でも「変わる」というテーマで話すことが多い。人間誰しも変わりたくない
もの。できることなら同じ位置に留まりたい。しかし、その思考がマイナスの階段を1
歩1歩降りていくことになる。普段は気づきにくいが、気づいた時には後戻りできない
くらい「マンネリ」にドップリ浸かってしまう。

今日は「白糠」という土地に初めて行くことになる。白糠は、北海道で道東に位置し、
帯広と釧路の間に位置する沿岸の土地。「蛸」と「ししゃも」で有名。後は酪農も盛ん
な土地柄である。ホテルの方々に聞くと、現在は過疎化が進み若者が減少してきたらし
い。少ない若者も、釧路などの都心部に流出。魅力ある町として若者を引き止めること
も課題になっている。

本日は、午後から「メンタル講義」約2時間強をかけて自分探しの旅を始める。メンタ
ル的な話をする時に大切なのは「自分」と説く。いくら話をしても「自ら」やると思わ
ない限り効果は望めない。自ら受け入れる気持ち、やるという気持ちがないと企画した
主催者側が求める効果は薄くなる。よって、講義を受ける前の「ティーアップ」が重要
なキーワードとなる。このティーアップがしっかりされているとやるほうはやり易い!
内容は割愛するが、やはり濃淡はでる。何かを得たいと思う選手、何となくの選手、目
の色が違う。

技術練習も行い、一日目は終了。その後、親御様参加の懇親会となる。この懇親会が楽
しかった。選手のお父さん、お母さんが参加。親としての立場、親としての話が聞けて
非常に参考になった。現在の悩みや子供との距離感、子育てに関すること・・・。お酒
を飲みながら本音をぶつけ合う。非常に意義あることだ。一日目があっという間に終了
した。

<平成18年3月19日>

今日は午前・午後のカリキュラム。午前は「講座」。しかも彼らが知りえない面白い話
を披露した。時間が足りないくらいの熱演となった。午後は「鳥取ドーム」に移動し技
術講座。こりゃまた新しい気づきがあったに違いない。「なぜ」を説明しながら進める
。すべての動作に「意味」「意図」をつけて明確にする。短時間で成長する秘訣だ!車
で移動する時に「マネージャー」と話していた。その男のマネージャーは礼儀・話がし
っかりしていて好感が持てる青年だ。監督の車に「乗せてください、遠藤さんに質問が
あるのです」という。狭い車中で彼が様々なことを聞いてきた。面白かった。彼の実家
は酪農。彼に聞いた「将来どうする?」彼は即答。大学に進学し、外国に少しの間勉強
しにいって、親のやっている「酪農」を継ぐとのこと。素晴らしい!親の仕事に興味を
持ち、それが明確な夢になっている。乳牛130頭を飼っている。帰りしな、彼の実家
に立ち寄った。立ち寄る途中に、野生の鹿を目撃。明るい時に鹿を見るのは珍しいとい
う。ラッキー。そして搾乳したての牛乳は飲めなかったが楽しいひとときだった。彼は
言う。「遠藤さん、札幌に行ったら寄っていいですか?」って。どうぞ来て下さい。今
日会ったのも何かの縁。これから未来を見据えてる若者。元気をもらいました。

鳥取ドームで始動を終え、二日間の日程が終了。監督の事前の段取りに感謝。名前を覚
えるような工夫をしてもらい助かった。昨晩、親御様の間で「またエントモさん呼ぼう
ね」の声が出たらしい。非常に有難い言葉。自分のスタイルは、「求める人には正面か
ら向き合う」。だから一生懸命夢に向かっている人にはトコトン向き合います!

今、帰りの中の列車の中、夕日を見ながらこの文を作成。子供たちの顔が浮かぶ。「希
望に満ちた顔」間違いなく、その子供たちがこの未来を担っている。たかが野球だけど
勉強しているのは「人生そのもの」頑張って欲しい!!

白糠の方々、お世話になりました!!