<エルムファイターズ・エントモJr日記2006年版
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平成18年4月2日(日)月形多目的アリーナにて



構えはOK!

おっとヘッドが下がった!

おなかすいたなぁ〜

監督とツーショット

土のアリーナです・・





今日は4月2日。

「通称 月形ドーム」にて少年野球の試合が行われた。
今日は3試合行われるらしい。まだ各公園は残雪状態で使えない。
北海道各地に子供が試合や練習できる施設が点々とある。
この時期に試合ができるとは「今の子供は幸せだな」と思う。

この施設は、昨年女子ソフトの指導に来ており土のグランドだ。
札幌から約1時間車を走らせ月形に到着。
エントモJrは最近背番号をもらってきて、昨年の15から4に変更。
ちょっとにやけながらの「4」。今年はチームに入って二年目。
5年生になる。このチームに5年生はJrひとりだけ。

セカンドをまかされているみたいなので、セカンドの守備について話す。
外野の位置関係を事前に見ておかないと、内外野間のフライ判断は難しい。
外野が後ろにいるならば、深追いしなければいけない。
逆に外野が浅ければ、打球によっては後ろに任さないといけない。

その判断材料はプレーが始まる前に確認しなくてはいけない。
そこで、Jrに昨日お話。

「○○だから、確認しなきゃいけないよね。だから確認すべし」

今日の課題は、そういった確認行為を怠らないことが大切。
本人は「何本ヒット打つ」とかいっていたが結果を重視するのは良くない。
よって、今日の打つ目標は、「今取り組んでいるスイングができるか否か」
という目標設定にした。結果は二の次。

エルムファーターズとあいの里バイソンズの戦い。
両チームの監督とエントモは、昔同じ中学校に所属(笑)
バイソンズを観察すると、全体的に体が大きい選手が目立つ。
30名弱の選手がいて、レギュラー争いも熾烈?!
先発は左腕投手。頭が突っ込んで投げるクセはあるものの、牽制など
細かいことも器用にこなす。小学生にありがちな頭先行の投げ方。
肘などのことを考えたら、早いうちに矯正したほうがいいかも・・・。
と、思ってしまう。

さて、Jrの打席。顔の向きOK。ちょっと構え遅れしているような気が。
スイングの軌道はファールの方向を観察しても問題なし。
まだまだ、体が小さい。
自分の小学時代を考えたら、自分よりちょっと小さい。
小学時代は体が小さかったが、中学から背が伸びだして1ヶ月に1センチ。
結局、身長は185までになった。よってこれから発育期を迎える。
この体の小さい時期に
「飛ばそう」とか思えば変なクセがつく。
だから結果重視は将来的に良くない。子供は結果重視に走る。
そこを頭の中で理解させて、行動していくことが重要なのだ。

昨年と対比すると、意識が数段向上している。
自身のスポーツ塾にてメンタルトレーニングをしている。
メンターとの約束で「一日に必ずする練習」を昨年決めた。
その練習は、この先必ず必要になっていく要素を盛り込んだもの。
子供のゴールデンエイジ時に取り組ませたい内容だ。

「自分で決めたことは実行できる」

人から押し付けられたことは長続きしない。
しかも、何のためにするのか分からなければ当然続かない。
野球を通してこういったことを学ばなければいけない。
野球の技術がうまい・へたは、二の次三の次だ。

最近、バッティングセンターに行っての出来事・
子供を連れてきた母親が一生懸命に1球1球怒鳴っている。

「足が突っ張っている」「腰が回っていない」「やる気あるのか」

などなど。苦笑いして聞いていた。
技術に関してそこまで言って、子供は萎縮して楽しくなさそう。
近くにいる「親」の接し方が悪い。悪すぎる。
この辺の勉強を大人もしていかないと、当然子供は伸びないし挫折する。
技術ばかり追い求めている人がいたら、是非入塾すべし。
でも、そういった方々は必要性を感じないでしょうね(笑)

二試合目は、新人戦。
5年生以下しか出場できない。よって、春先の新人戦は面白い。
なかなかアウトにならない。ルールもイマイチ分かっていない子供たち。
経験をしながら覚えていく様を観察。
楽しいだけじゃなく勉強することも大事だね。

ところでお昼時。コンビニおにぎりを頬張る子供たちを発見。
コンビニおにぎりには
「防腐剤」が微量ながら含まれている。
微量でも、ある方は「絶対に口にしない」という人もいる。
食に精通している人の話。
たくさんの人数になればそれなりに大変ではあるが
「健康」を第一
考えればNGである。便利より「健康」と個人的に思う。

試合の合間の子供たちのキャッチボールを観察。
下半身の使い方が「ドア」になっている子供たちの多さに気づく。
下半身がドアになっていれば当然上半身に負担がかかる。
すると疲労がたまり、「故障」に繋がってしまうことも多い。
子供の頃は使い方を意識しないと当然楽な投げ方の「ドア」になる。
運動神経が発育途中の子供ならではのトレーニングも必要になってくる。
ラダーは、少年野球チームに絶対必要な道具になろう。ふむふむ。

今日試合、周囲から飛び交う言葉はプラスの言葉。
こういったチームが増えて欲しいものだ・・・。