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平成18年4月23日(日)万生公園
一枚だけの写真
「高めのボール・・・」
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今日は4月23日。
札幌市白石区の万生公園にて試合があった。
小春日和の中で2試合行われた。風はあまりなく暖かく感じる。
2試合観戦したが、様々なことに気がついた。
エルムのチームの選手、相手チームの選手。
多いのが「構え遅れ」。
何も小学生だけじゃなく、高校・社会人でも多い構え遅れ。
打者の(自分の)リズムじゃなく、投手の(相手の)リズムになる。
これが自分のスイングができない原因でもある。
Jrの打ち方を観察すると、空振りの原因は構え遅れ。
ここをアプローチしていかないと、なかなか短時間で向上は望めない。
意外にタイミングの取り方を見ていると、まだまだコツを得ていない様子。
さて、試合でネクストにいる選手を観察した。
たぶん、立ってスイングしてはいけないルール(?)なのかな。
皆、膝をついて見ているだけ。
このネクストでの「イメージトレ」が必要なのに誰もしていない。
立って振ったらいけないルールなら、上半身だけで合わせれば良い。
投手のフォームに合わせて、上半身でタイミングを取るべきである。
ただ何となくネクストにいる選手。ただ投手を見ている選手。
もったいない時間だ・・・
子供たちの集中力について観察。
小学生なので、指導者の方々は集中させるに苦労しているのが分かる。
なぜ集中できないのか・・・考えてみた。
自分の好きなことには集中する。ゲームなんてまさにそうだ。
でも、野球になると途切れてしまう集中力。
イチローの小学校6年生の作文を読むと、ヒントが隠されている。
ようは、周囲ではなくて自分がどこまでいきたいか・・・。
メンタル的なことが根本にあるように感じる。
本当にうまくなりたい!
みな同じように良くなりたいと言うけど、なんで上手くなりたいの?
目先の結果を出すため?それじゃモティベーションの継続は無理だ。
目先のヒット、目先の結果は、あくまでも目先。
上手くなってどうなりたいのか?どこまで行きたいのか明確にするべき。
子供に押し付けることなく、自分で気づき目標が明確になれば動く。
動けるのだ。結局、最後は自分で上手くなっていかなくてはいけない。
受動的であれば、伸びるもの限度がある。
環境や周囲に左右されない気持ちが大切なのだ。
じゃ、それはどうやって培う?
通常の会話では無理だろう。
メンタルトレーニングでの「気づき」が不可欠だ。
技術云々より、「気づき」が先決。でも気づいている大人は少ない。
気づいた家族のみ、親子塾に参加している。
もったいないなぁ・・・今なのに・・・
ま、気づいている人だけ恩恵をこうむる。
人には選択権がある。俺なら迷わず選ぶ。
なぜならば、大切だということを自分の経験で分かっているから。
過ぎ去って時間が経過し気づいた時には遅い。あとの祭り。
1死三塁。今日はこういった場面が結構敵味方問わずみられた。
でも、走者の考え方に「?」が残る。
打球が飛んでから判断するから、戸惑う。そして遅れる。
意外に整理すれば簡単。
・敵の守備位置は?
・ゴロで行くのか?行かないのか?
・フライは浅い・深いで、ハーフ?タッチアップ?
あとはライナーが来たら必ず戻るように反応するだけ。
Jrもこのシーンで3塁にいたけど、考え方はNGだった。
「何考えてた?」の質問に、完璧な回答は返ってこなかった。
走者の動き(シャッフル)も、まずい。
打者が当たった時に止まってから判断するシャッフル。
これじゃ、瞬時に体を動かせない。
小学生でもコツを掴めばシャッフルは出来るはず。
会得すれば間違いなく得点能力はアップするだろう。
今日は、試合の中で2ランスクイズを見た。懐かしい。
ライトゴロも見た。打った選手は残念だったね。
でも、打ち方変えないほうがいいね。いい逆方向の打ち方をした。
結構右打者が、サードに引っ掛ける。ドアスイングで未来のない打ち方。
やっぱり、今後のことを考えて、どういった形を作るかが大切だと思う。
Jrの今日はノーヒット。
でも、打ち方はなかなか良かった。
修正ポイントを明確にできたのが本人にとっては大きかっただろう。
あとは、自分で感じ努力していくことだ。
努力にも方向性がある。間違った努力は時間を浪費する。
夕方になるとまだ札幌は寒い。風が冷たくなってきた。
しかし、久々の万生公園での野球観戦。ゆっくりできた一日だった。 |
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