<エルムファイターズ・エントモJr日記2006年版
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平成18年6月24日(土)自宅にて



質問に悩む Jr
今日は6月24日。

エルムの試合はあったようだが、惜しくも終盤に逆転されて敗戦。
今日は講演の仕事があったので、球場にはいけなかった。
塾のルールで、練習・試合の時にはしっかり「自分ノート」を見ていく
というのがお決まりになっている。

「自分ノート」

野球塾で、必ず技術指導をしている時にも、中断して「書くこと」をしてる。
自分のイメージ、塾長(自分)の言葉を必ず書かせている。
人間の記憶は当てにならない。大人でも忘れるのに、子供ならなおさらだ。
だから、実りある時間にするために、書く行為を大切にしている。
自分の言葉で感じたことを書き記す。自分ノートである。


常に忘れないように反復するために必要なノート。使わない手は無い。
必ず塾生には、練習・試合前に見させて「やるべきこと」を思い出させる。
これがうまくなる大きな秘訣。

この思い出させるものが無い選手は、同じ過ちを繰り返し先にいけない。
かわいそうだが、知らないで大人になり野球人生を終える人がほとんど。

そのノートには

「打撃の時」「守備の時」「走塁の時」
のコツが書いてる。
今日試合を見ていなかったので、こういった日の会話は決まっている。
息子に質問を投げかける・・・

「今日どうだった?」
「○○の時、何を考えていた?」

すると、どのような心構えでプレーしていたか分かる。
走塁の時のチェックポイントを忘れている。これは問題だ・・・。
出来た出来ないの結果ではなく、考えていた考えていなかったは重要。

イメージする・考えることは、その手法を一旦分かれば小学生低学年でも
出来る。その時に思い浮かばなかったのは、反復の数が少ないから。
記憶に刷り込むのは、
「反復」以外に特効薬は無い。
常に定期的に反復させることが大切。

本人が反復するもの当然のことながら、周囲がその環境を作るのが大切。

「打撃の時、気にすることは何だっけ?」
「守備の時、気にすることは何だっけ?」
「走塁の時、気にすることは何だっけ?」


これを
定期的に繰り返すしかない。
折角、他の人が持っていない宝物を持っているのだから使わないと。
やはり、
子供だけじゃなく周囲のサポートが必要だ。
野球に対して真剣に考えている親であれば、その位しないといけない。
子供が失敗して「何やっているんだ」はレベルが低い。子供がかわいそう。
なぜ失敗するのかを具体的に伝え、どうすれば良いのか明確にしてあげる。

その手法が分からない・・・

ならば、勉強するべき。自分の子供の教育に対し考えるべき。
本を読む、研究する、詳しい人に聞く、やろうと思えば何でも出来る。
子供が本気なのに、親が本気でないのは子供がかわいそう。

「時間がないから」「お金がないから」

本当にそう?自問自答するべきである。
これから反復する機会を多く設けよう。
プレーする時に自然に出てくるように、刷り込もう。
掛け算の問題で・・・

3×3=
5×9=

すべて即答できるはずだ。それも幼少期に反復して覚えたから。
同じ原理だ。幼少期にこそ、頭が柔らかい時にこそ、効果絶大だ。
さぁ、自分も息子に対し、しっかり彼の野球人生の助けをしなければ!