<エルムファイターズ・エントモJr日記2006年版
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平成18年7月16日(日)万生公園



野地君(左)元気印

出口君(三塁)東君(投手)

Jr(守備)

人一倍元気なベンチ!
今日は7月16日。

ホームグランドの万生公園にて試合が行われた。
今現在、Jrのテーマは
「意識する」こと。結果じゃなく意識がすべて。
現在、エントモ野球塾に通っている塾生のテーマも一緒。
結果より、プロセス。自分がしたいことが出来ているか否かが基準。

今日の午前中は苫小牧のチームと練習試合。
守備に関しては・・・
タイムリーE。痛烈なライナーに合わせられなかった。
もうひとつの失策も、同じようなミス。
試合中に声はかけなかったが、原因は明白だ。
バッターがインパクトを迎えるまでの姿勢に問題がある。
Jrとエントモの間で決まりごとがある。
その決まりごとをやっていない。忘れている。

打撃に関しては・・・
バントを決めて、三振ふたつ。その後、左中間に三塁打。
内容が悪すぎる。三振にその原因が大きく見え隠れ。
三塁打して喜んでいるJr。この後ガッツリヤキが入るとは・・・

ま、いいだろう。頭から火が出そうなエントモ。
怒っている原因は、失敗したから&結果が出なかったからじゃない。
結果じゃなく、
やろうとすることをしていなから!

試合が終わり、自宅にて話。
本人は、三塁打でご満悦。久々に見られての試合で自慢げ。
「何でエラーしたと思う」
という質問からスタート。
突っ込めなかったから。なぜ?
一歩目が出なかった。なぜ?
本人には、最初の構え方が悪いから1歩が出ないし動けないと気づかせる!
頭も高く、瞬時に反応できない。すべては最初の動き・構え・姿勢。
「三塁打の打ち方はどうだった?」
良かったと思うっていうJr。じゃ、なんで三振したと思う?
タイミングが・・・
なんでそのタイミングになると思う?

・・・

何気にして打席に立っている?だんだんボロが出てくる。
考えるべきことをしないで、事前の準備無く結果に喜んでいる。
未来のない考え方。そこで一言。

「今日一日は無駄な日」

その理由を述べる。
自分のできなかったことが明確になり、目が覚めている。
本人は目に涙を浮かべて聞いている。
普段の自分でしている毎日の日課「素振り」。その姿勢も再考。
なんとなくのルーチンじゃ、何もならない。
ただこなしている自分があることも事実。これが奥底の原因だ。
今日、このことに気づいてよかった!失敗に感謝!

三塁打の打ち方は最悪。たまたま打っただけ。
待ちの姿勢は、未来のない打ち方。だから遅い球に空ぶる。
原因はハッキリしてる。本人がしていないだけ。

ヤキのネタはさておき・・・

今日は二試合目に新人戦の練習試合があった。
面白い。ひとつひとつ教えながら試合を進めないといけない新人戦。
・サインの見方
・声の出し方
・アウトカウントの確認と守備位置
言い出したらキリが無い。自分の打順を覚えていない子供。
スクイズのサインが出ていないのにスクイズをする選手(笑)
がんばれベアーズ状態の両チーム。

しかし、共通しているのは
「失敗してもいいから思い切ってやれ」
言葉が、両チームの指導者から飛び交う。積極的こそ未来が見える。
非常に大切な、声の投げかけである。
相手チームを指揮していたのは、中学時代同じチームにいた仲間。
最初は分からなかった。中盤、声で分かった。
身振り手振りで、熱血指導。子供を促す指導だ。面白い。
新人戦に出場する選手は、まだこれから野球を覚えていく段階。
その都度、教え込む必要があるし、指導者の根気も同時に必要。

今日エルムで目立ったのは背番号5番、野地君。
ショートを守っていたが、外野への指示が素晴らしかった。
三遊間の打球に対し、セーフだったがうまく処理した。さすが6年生。

Jrに最後に聞いた。
「誉められると思った?」「うん」
失敗した時には、誉める材料を探すが、うまくいった時ほど内容を凝視。
プロセスが備わっていないと、エントモ的には「×」。
すべての結果には原因がある。その原因に本人が気づくかどうかが鍵。
明日以降のJrの考え方、動きに注目。
失敗は成功のもと。だから失敗から未来を勝ち取るのだ!