<エルムファイターズ・エントモJr日記2006年版
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平成18年10月8日(土)
最近、少年野球に顔を出してない。出せないほど忙しい自分。反省の日々だ。
今日も岩見沢で北海道体育協会の講演会に参加。異種目の方々に熱く発信。

今日は低気圧の影響で野球は中止と思いきや、二試合ほどやってきたらしい。
Jrが、今日の結果を報告してきた。
1試合目勝って、二試合目負けたらしい。
勝ち負けは、余り気にしないが内容を聞いてみた・・・

守備に関して話してくれた。セカンドを守っているJrは、ダブルプレーの送球を
捕球できなかったらしい。少し逸れていたものの(一塁方向側)、本人は悔やんでいる。
身振り手振りで状況を話すJr。
原因を探り当てた。

まず、ポジショニング。
ダブルプレーの場合は、通常セカンドベースよりに構える。しかし彼は通常の位置にいた。
そして、結果的に入るのがワンテンポ遅れる。その結果、少々の逸れ球に反応できず。
ポジショニングだけの問題ではない。

他方向にゴロがいった瞬間に、セカンドの彼はベースに一目散に走らないといけない。
けど、彼は打球がいってから判断し、入るのが遅くなっていたらしい。

「あそこに飛んだら・・・」

の、予測がなされていなかった。この二つが大きな失敗の原因。
どれも、事前の準備として小学生でもできること。
場面によってのポジショニングと、事前の予測(意識)。これをしっかりすることだ。
この手法を細かく説明し、納得し、紙に書いて保存。頭の意識にもインプットする。
こうしてひとつひとつ覚えていく。

ひとつびっくりした。
塾でも行っているが、打席内での考え方を伝えている。
今日当たった投手で「速球投手」がいたらしい。
でも小学生の「速い」というレベル以上のスピードで打たせている。
エントモが投げているのだが、中学レベルの速球を打たせている。
打ち方を変えずに、早めにタイミングをとることで整理している。

彼は「ゴロが多い」と言った。その時に、打席内でどうした?と聞いた。
すると、意外な回答がかえってきた。

「球の下を狙って振ったら、フライになった」

おおおおお!すげ〜。教えている感覚をそのまま、打席内で修正した。
結果は出ていないが、この考え方がこの先必要になってくる。
これは大きな収穫。

ゴロ ⇒ 球の上を打っているから

この考え方から、自分の意識の中で修正していく。これが
エントモ的考える野球
この積み重ねが、素晴らしい野球選手に仕立てていく。
う〜ん、試合は見ていないが、それなりに得ながら前進しているように感じた。

すべての失敗には「原因」は潜んでいる。
技術的欠陥、考え方の欠如、様々な観点で見ないと、また繰り返す。
ここに周囲が気づいてあげれるかがポイント。
今日の講演でも、話したばかりだったのでタイムリーな出来事だった。
今後も、注意深く見守っていこう・・・


今日の気温は、10℃ちょっと。過酷な条件だけど怪我のないように
今年のシーズンも頑張って欲しい。